泥水の中を豪快に走ったのに、車体はなぜかピカピカ。
「これ、本物?」
中国を代表するテクノロジー企業で、国産ブランドの象徴的存在でもあるファーウェイ(華為)が公開した新車動画をめぐり、中国のネットでさまざまな憶測が飛び交った。
話題になったのは、8月5日に公開された新型SUV「享界G9」の走行動画だ。
車は泥水のたまった道に入り、両側に大きな水しぶきを上げる。ところが泥道を抜けた後も、車体にはほとんど泥が見当たらない。ドアもバンパーも、まるで洗車したばかりのようにきれいだった。
あまりのピカピカぶりに、ネットでは議論が沸騰。「AIで作った映像では?」「本当に一発撮りなのか」「途中で映像を合成したのでは」と疑う声が相次いだ。
一方、一部の自動車系インフルエンサーは、「秘密は最新の塗装技術にある」と解説。高い撥水性能で、ハスの葉のように泥水をはじくのだと説明した。
AIなのか、合成なのか。それとも本当に「泥がつかない」ほど優れた塗装なのか。そんな議論が続くなか、8月20日、ファーウェイ幹部の余承東氏本人から意外な答えが飛び出した。
動画を撮影した際、車は実際には「あちこち泥だらけ」になった。そこで「見栄えが悪かった」ため、車体をきれいに拭いたという。
散々「最新技術」をめぐって議論した末、明かされた答えは、まさかの「人が拭いた」。最先端の技術を期待した先に待っていたのは、なんともアナログな結末だった。
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