トランプ氏 ホルムズ海峡の機雷「すべて除去」 イランに警告

2026/08/26
更新: 2026/08/26

トランプ米大統領は25日、米軍から、ホルムズ海峡の国際水域に敷設された機雷はすべて除去または爆破されたとの報告を受けたと明らかにした。イラン側には、新たに機雷を敷設する船舶は直ちに破壊すると通告したという。

2月下旬に米・イラン戦争が始まって以降、イランはホルムズ海峡に機雷を敷設し、船舶の航行を脅かしてきた。トランプ氏はこれまで、イランが「世界を人質に取ることは決して許さない」と述べていた。

トランプ氏は25日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「米海軍からたった今、ホルムズ海峡の国際水域にあるすべての機雷を除去、または爆破したとの報告を受けた」と投稿した。

さらに「イランには、新たに機雷を敷設する船舶は直ちに徹底的に破壊すると通告した」と述べた。

「米宇宙軍がホルムズ海峡の隅々まで監視している。同時に『ピックアックス山』と、すでに破壊したほかの3か所の核施設も注視している。機雷敷設を一切容認しない方針は全面的に実施されている」とした。

ピックアックス山は、深刻な被害を受けたイランのナタンツ・ウラン濃縮施設の近くにあり、厳重な警備が敷かれている。山中には地下トンネル施設があり、核関連施設として注目されている。

米政府当局者2人もAxiosに対し、トランプ氏の発言内容を認めた。米海軍は、オマーンとイランの間にあるホルムズ海峡中央部の通航分離方式(TSS)の航路から機雷を除去したという。

米海軍はここ数か月、水中ドローンを使って同海域を継続的に調査し、機雷と疑われる物体を100個以上確認した。米軍は複数の民間企業と契約し、これらの機雷の除去や爆破を進めてきた。

中央航路で機雷除去が続く間、米軍はオマーン沿岸に近い南側航路を使い、タンカーがペルシャ湾を出入りする際に護衛してきた。

米当局者によると、過去30日間に500隻以上の船舶が南側航路を通って海峡を出入りし、イランのドローンやミサイルによる攻撃を受けたのは約2%だった。

機雷が除去されたことで、今後は米軍の護衛の下、船舶が海峡を両方向に同時通航できるようになり、より多くの石油を世界のエネルギー市場へ輸出できるとしている。

25日、イランとオマーンの外相がテヘランで会談し、ホルムズ海峡の航行に関する合意をめぐって協議したが、合意に達していない。

仮に合意に達したとしても、実効性があるかは不透明だ。トランプ氏はこれまで、オマーンに対し、ホルムズ海峡の問題に介入しないよう警告していた。

Axiosは、トランプ氏による機雷除去の発表に加え、ここ数週間、南側航路を通過するタンカーが増えていることから、米国はホルムズ海峡をめぐり、すでに一定の成果を上げていると指摘した。

張婷