科学と自由 コントからサミュエルソンまでの社会物理学

フリードリヒ・ハイエクは、1933年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで行った「経済思想の傾向」と題する講義の中で、経済思想が計画主義と介入主義にシフトしていることを指摘した。彼は、ドイツ歴史学派と制度学派がこの傾向に大きく貢献したと主張した。しかし、実際にその後の計画主義と介入主義の基礎を築いたのは、新古典派理論の形式主義そのものであった。
2025/05/19 Mani Basharzad

風力や太陽光ではない 最も手頃で信頼できるクリーンなエネルギーは何か 

風力・太陽光は多くの税金補助を必要とし割高で環境負荷も大きい。手頃さ・信頼性・クリーンさの全てにおいて評価の高い優れたエネルギーとは。
2025/05/17 James Taylor

中国共産党のサイバー経済戦争

もし台湾の電力が突然止まったら、何が起こるだろうか。「経済は停止し、冷蔵保存されていた食料は腐敗し、インフラは機能を失う。病院では生命維持装置が止まり、患者が命を落とすことになる。爆弾やミサイルではなく、サイバー攻撃や供給網の混乱によって、この島国は事実上、壊滅状態に追い込まれる」
2025/05/13 Newt Gingrich

安さの代償 中国製品の裏に潜む強制労働

安価な製品の裏に、過酷な労働の現実がある――。中国の労働収容所から届いた一通の手紙が、国際社会の無関心に警鐘を鳴らす。関税や貿易戦争を論じる今こそ、問われているのは「市場」ではなく、私たち一人ひとりの良心である。
2025/05/13 ​Leon Lee

子供をSNSの害から守る 家族への重要な警鐘=米国

米国で子どもをSNSから守る法案「KOSMA」が米上院を通過した。だが真の課題は規制ではなく、家庭の関与にあるという指摘も。
2025/05/12 Ethan Watson

問われる生成AIの真実性 「責任」が生み出す無責任な嘘

ChatGPTなどの生成AIの大規模言語モデル(LLM)が世界中で盛り上がりを見せているが、人々は根本的な誤解をしている。人々はAIの明瞭な応答や一見論理的な主張に感銘を受けているが、表面上「筋の通った」ものにすぎない。
2025/05/12 Gleb Lisikh

中国が米国債を売却できない理由 経済・金融リスクの徹底分析

中国の米国債保有比率は全体の2%程度と小さく、売却しても市場全体を動かせず、自国経済にも大きな損失が及ぶため切り札にできない。
2025/05/08 高杉

関税だけでは米国の製造業は復活せず しかし賢く使えば効果的

米国内での生産を促進するためには、税控除の拡大、規制の簡素化、職業訓練への投資といった障壁を下げる政策が必要だと専門家は分析している。
2025/05/08 Joseph H. Weintraub

COVID感染の原因を米国に求める中国の声明に見る論理の破綻

中共が武漢研究所流出説に対する米国の指摘には反論しないまま、新型コロナ感染症の発生源は米国にあると主張。専門家は中共の主張を否定している。
2025/05/08 Xiaoxu Sean Lin

アメリカ 新防空システム「ゴールデンドーム」への期待と現実

トランプ氏が構想する「ゴールデンドーム」は米本土をICBMから守る壮大な計画だが、現状の兵器テスト体制は理想から程遠い。幻想と現実の乖離が浮き彫りに。
2025/05/07 Mike Fredenburg

中国通が警告 中共との良好な貿易関係は危険な幻想である

中国経済専門家は、中共との良好な貿易関係を築くのは危険な幻想だと警告。中国は輸出依存を続け、各国は警戒強化が必要と指摘。
2025/05/06 林燕

米財務長官が中共に警告 「再び話し合わなければ 中国経済は持ちこたえられない」

米財務長官は中国に早期交渉を要求。高関税が中国経済を圧迫し、失業や輸出減が深刻化。米国は同盟国と連携し中国孤立化を狙う。
2025/05/06 唐青

CIA、中国官員に情報提供を呼びかけ 米中対立と共産党内部闘争の激化

米CIAが中国共産党の高官や職員に内部情報の提供を呼びかける中国語動画をSNSで公開。内部闘争や粛清への不安に訴えている
2025/05/06 佳音

CIAが中共官僚に離反工作 米国の戦略転換に習近平体制が動揺

CIAが中国共産党(中共)の高官・下級幹部に離反を促す異例の映像を公開した。アメリカは中共体制の内部崩壊を目論んでいる
2025/05/05 袁紅氷

最強の軍艦も鉄くずに ニコラ・テスラの予言が現実に近づいている

19世紀末から20世紀半ばまで活躍した天才ニコラ・テスラが夢見た無人戦争が現実に。ウクライナのドローン艦『カトラン』が軍艦時代の終焉を告げる。
2025/05/04 Sean Tseng, Stephen Xia

アメリカ51番目の州の可能性 アルバータ州独立運動とカナダ分裂危機

カナダ西部アルバータ州で独立機運が高まっている。住民投票の手続きが進み、米国51番目の州となる可能性も議論されている。
2025/05/04 金然

サウジ原油増産と米ウクライナ鉱物協定 ロシアに新たな挑戦

サウジが原油増産方針へ転換し、米国とウクライナは鉱物資源協定で復興基金設立。両動きがロシアに新たな圧力となる。
2025/05/03 秦鵬

米国 GDP減でも経済は衰退せず トランプ氏が生んだ二つの成長エンジン

米GDPは一時的な輸入急増で減少も、AI投資と巨額の企業投資が新たな成長エンジンとなり、消費も堅調に推移している。
2025/05/03 秦鵬

米中貿易戦 中共の表と裏―強硬姿勢の裏で進む関税免除と譲歩

中国は対外的に強硬姿勢を示す一方、一部米製品の関税を密かに免除し、経済への影響を和らげる裏の動きも進めていた。
2025/05/02 佳音

イーロン・マスク氏の報われない人生

私の近所に駐車しているテスラの自動車には、「イーロンが狂っていると知る前にこの車を買った」と書かれたバンパーステッカーが貼られており、まるで傷をつけないでくれと懇願しているかのようだった。
2025/05/01 Jeffrey A. Tucker

習近平の行動は中共政権を終焉に導くのか?

米中関税戦争で中国は強硬姿勢を維持しつつ、密かに一部アメリカ製品の関税を免除。南シナ海でも対立が激化し政権の硬直化が指摘されている。
2025/04/30 紀元焦點

習近平が直面する内外7つの危機

2025年、中国の習近平は内外で深刻な困難に直面する。外交孤立や党内動揺、米中対立などで権力基盤が大きく揺らいでいる。
2025/04/30 王友群

トランプ氏 中国の市場開放を要求 対中関税戦争の目標を明確化

米中貿易戦争が激化する中、トランプ大統領は「中国の開放」を要求。中国共産党(中共)は外国企業や自由な情報を制限し、体制維持を図っている。外国企業や自由な情報流通を脅威と見なす中共の姿勢は、経済だけでなく思想統制、人権問題にも深く関わっている。
2025/04/29 韓江

トランプ大統領とFRBの対立

国の通貨管理におけるFRBの能力に疑問を投げかける民衆運動は数十年にわたって拡大しており、数え切れないほどの書籍や記事が出版され、何かが根本的に間違っていることを示す証拠が積み重なっている。トランプ政権がFRBに対して公然と批判を行い、さらには議長を解任するという脅しまでしたことで(今はやや弱まっているが)、我々は新たな時代に入った。
2025/04/28 Jeffrey A. Tucker

消える若者 中国共産党の高官はなぜ長生きするのか?

2000年以降に中国共産党指導者の平均寿命が欧米を圧倒的に上回り始めた。WeChatには党高官の寿命を150歳まで延ばすことを目的とした広告も拡散され、その後削除された。それが意味するものは?
2025/04/27 百年真相

中共がカンボジア海軍基地を発足 インド太平洋に警鐘を鳴らす

中国共産党(CCP)は、カンボジアのリアム海軍基地の拡張工事を正式に完了した。この拡張は、中国のジブチにある海外基地を彷彿させるものであり、南シナ海におけるCCPの軍事的影響力拡大への懸念を一層高めている。
2025/04/26 Antonio Graceffo

デフレは中国経済衰退の根本的な兆候であり その一因でもある

中国ではデフレの圧力が増しているようだ。デフレは、中国経済が衰えていることを示す基本的なサインであり、同時にその衰退を引き起こす原因の一つでもある。
2025/04/24 Milton Ezrati

ウォール街の専門家たちは驚愕 米国経済データは崩壊しなかった

ユーロの台頭や金本位制復活論があるが、世界通貨となるには経済力や長期的な信頼が不可欠で、現状では難しい。
2025/04/24 秦鵬

中共による台湾封鎖の現実と国際的リスク

中国共産党は台湾封鎖を示唆するが、軍事・経済・外交面で代償は極めて大きく、国際対立や経済制裁のリスクも高い。持続は困難とされる。
2025/04/24 沈舟

「習近平はマフィアのボス」と批判する記事 シンガポール前首相夫人がシェア

シンガポール前首相夫人が「習近平はマフィアのボス」と批判記事をシェア。中国の強硬外交や信頼低下に注目集まる。
2025/04/23 紀元焦點