中共抑止のネットワーク構築 米、日韓に協力呼びかけ

12日に米ハワイで開いた日米韓外相会談で台湾をめぐる情勢が議題に挙がった。中国との関係を重視する韓国を含めた3か国で台湾問題の姿勢を示すのは異例。バイデン政権は、インド太平洋地域で影響力の拡大を図る中国共産党を抑制する地
2022/02/16 山中蓮夏

中国の小型民用機、台湾支配の島付近を飛行 今月上旬=国防部

[台北 15日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は15日、中国の小型民用機が今月上旬、中国沿岸に近い台湾が支配する島付近を飛行したと発表した。 同部によると、民用機は5日、中国福建省沿岸沖の馬祖列島の一部である東引のごく近くを飛行。これまで機体を特定できていなかったが、民用の軽量双発機「Y─12(運─12)」であることを確認したという。 同部の史順文報道官は記者団に対し、「東引の事件については
2022/02/15 Reuters

台湾当局者「日本の支持はカギ」CPTPP加盟めぐり

環太平洋経済連携協定(CPTPP)は17日に委員会を開き、台湾や中国の加入申請を議論するとみられる。台湾当局者はこのほど、議長国の日本が台湾の味方になることに強い期待感を示した。
2022/02/15

台湾、海峡情勢を注視 ウクライナ危機踏まえ=総統府

[台北 12日 ロイター] - 台湾総統府は12日、ウクライナ情勢を踏まえ、中台を隔てる台湾海峡の状況を注視すると同時に戦闘態勢を徐々に強めていると表明した。ただ、中台の緊張とウクライナ情勢は異なる問題のため、2つを関連付ける偽情報に惑わされないよう市民に呼び掛けた。 「全ての軍部隊は引き続き、ウクライナ情勢と台湾海峡の動向に細心の注意を払い、合同情報収集・監視を強化し、さまざまな兆候や脅威に鑑み
2022/02/14 Reuters

台湾の頼清徳副総統、米ハリス副大統領と短い会話 ホンジュラス大統領就任式で

台湾の頼清徳副総統は28日、ホンジュラスの首都テグシガルパで行われたカストロ大統領の就任式で、米国のカマラ・ハリス副大統領と面会し、短い会話を交わした。頼氏は米国による台湾への支援に感謝を伝えたという。
2022/01/28 佐渡道世

中国、リトアニアと台湾に複数のフェイクニュース 分断図るためか

台湾との関係を強化しているリトアニアに関するニセ情報が飛び交っている。台湾独立党派、基進党の陳子瑜氏は米政府系メディア、ラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し、中国は台湾とリトアニアの分断を図っていると分析した。
2022/01/28

「台湾武力統一に反対」北京大学元教授が声明

北京大学を定年退職した鄭也夫教授はこのほど、台湾の武力統一、台湾に対する武力威嚇に反対するという旨の文章を発表し、話題を呼んだ。同文章は、武力威嚇は戦争を誘発してしまうと懸念を示した。
2022/01/27

台湾代表処の名称変更、リトアニア外相「考えていない」

中国からの反発を受けてリトアニアが首都ビリニュスに新設した台湾代表処の名称変更を検討しているとの報道について、ランズベルギス外相は否定した。台湾側も名称変更の届出はないとしている。
2022/01/27 佐渡道世

米空母打撃群、南シナ海と地中海で同時展開 NATO軍指揮下入りは冷戦後初

ロシアがウクライナ周辺地域に戦力を配備するなか、米軍空母がNATOの指揮下に入り、欧州の海軍と地中海で演習を開始した。同時に中国共産党へのけん制として2つの空母打撃群を西太平洋に展開、海上自衛隊と演習を行なった。
2022/01/27 William Wang

中共がウクライナ情勢に乗じて台湾侵攻すれば痛い目に遭う=台湾議員

中共軍機が再び台湾周辺における動きを活発化させていることについて、台湾の王定宇・立法委員(国会議員に相当)は25日、ウクライナの緊迫した情勢に乗じて台湾を侵攻すれば「最終的に痛い目に遭うのは中国だ」と述べた。
2022/01/26 William Wang

台湾副総統、ホンジュラスへ出発「協力関係を深めていく」

台湾の頼清徳副総統は25日、80年来の外交関係を持つ中米ホンジュラスに向けて桃園国際空港を出発した。数少ない外交関係国のホンジュラスとの友好を強調し「協力関係を深めていく」と意気込みを見せた。
2022/01/26 山中蓮夏

中共軍機39機、台湾ADIZに侵入 昨年10月以降最多

台湾国防部は23日、中国共産党の軍用機39機が防空識別圏(ADIZ)に侵入したため台湾軍機を緊急発進させたと発表した。中共軍機によるADIZ侵入は昨年10月以降で最多となった。
2022/01/24 蘇文悦

米議員、台湾侵攻なら中国側に厳しい制裁科す法案提出 「抑止力につながる」

米上院軍事委員会のダン・サリバン議員は21日、もし中国が台湾に軍事侵攻すれば、中国企業や共産党幹部に対する経済制裁および米市場上場停止などを含む広範な制裁を課す法案を上院に提出した。
2022/01/24 佐渡道世

台湾海峡の緊急事態に備え、緊密に調整している=日米高官

日米高官は軍事的圧力を強める中国共産党に対する抑止力を強化するために、台湾海峡での緊急事態に備える方法について緊密に調整している。富田浩司駐米日本大使が18日、出席したブルッキングス研究所のオンライン会議のなかで明らかに
2022/01/21 佐渡道世

世界最大の海軍演習リムパックに台湾軍を招待…はたして実現するだろうか

バイデン米大統領は昨年12月、2022会計年度(21年10月~22年9月)の国防予算の大枠を定める国防権限法(NDAA2022)に署名した。米海軍が主導して隔年実施される環太平洋合同演習(リムパック、RIMPAC
2022/01/10 Grant Newsham

中国、2030年までに台湾統一か 内部から切り崩し戦略で=米共和党議員

米共和党のマルコ・ルビオ上院議員はこのほど、中国が2030年までに台湾を「統一」する行動を起こす見込みという見解を示した。
2021/12/14

岸田首相、台湾のTPP加入申請を歓迎 「極めて重要なパートナー」

岸田文雄首相は10日の参院本会議の代表質問で、台湾は日本の「極めて重要なパートナー」であり、そのTPP加入申請を歓迎すると述べた。中国の人権問題に省庁横断で取り組む考えも示した。日本維新の会の浅田均氏への答弁。
2021/12/10 William Wang

台湾総統、「独裁主義の圧力」に屈せず ニカラグア断交で

[台北 10日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は10日、ニカラグアが台湾と断交し中国と国交を結ぶと発表したことを受け、民主主義を守るという決意は揺るがないと述べた。 蔡総統は記者団に「台湾の民主主義が成功すればするほど、国際的支持が高まり、独裁主義の国からの圧力が強まる」と発言。民主主義や自由を守り「世界に向かって行進」するという台湾の決意は、いかなる圧力を受けても変わることはないと語った。
2021/12/10 Reuters

台湾の自衛力強化が急務、中国抑止に不可欠=米国防総省高官

[ワシントン 8日 ロイター] - 米国防総省のラトナー次官補(インド太平洋安全保障担当)は8日、上院外交委員会の公聴会で証言し、台湾の自衛力強化は喫緊の課題で、中国抑止に不可欠な要素だとの認識を示した。 「台湾への防衛装備品およびサービスの提供に加え、国防総省は、台湾の人々の安全を脅かし得る武力の行使やその他の強制行為に対する米国の抵抗力維持に引き続きコミットしている」と表明した。
2021/12/09 Reuters

米国防長官、中国軍が「リハーサル」防空識別圏侵入に危機感

オースティン米国防長官は4日、活発化する中国軍機による台湾の防空識別圏(ADIZ)への侵入について、将来の台湾侵攻に向けた「予行演習」のようだと警戒感を示した。
2021/12/06 山中蓮夏

台湾侵攻なら「恐ろしい結果に」ブリンケン米国務長官、中共を強く牽制

ブリンケン米国務長官は3日、もし中国が台湾に軍事侵攻するなら「多くの人にとって恐ろしい結果になる」と述べ、緊張の高まる台湾海峡で「危機を起こさないように」と中国共産党指導部を強く牽制した。
2021/12/05 佐渡道世

軍事的冒険は経済的自殺への道…安倍元首相が中国に警告 台湾の地位向上と同盟国の連帯を呼びかけ

安倍晋三元首相は1日、中国が軍事的な冒険を続ければ「経済的自殺への道」を歩むことになると警告し、中国共産党指導部が「判断を見誤まらないように」日本は確固たる意志を示すべきだと訴えた。成熟した民主主義と普遍的価値を有する台
2021/12/03 佐渡道世

複数国、台湾の潜水艦建造計画を水面下で支援=報道

中国が台湾に対する軍事的圧力と脅威を高める中、複数の国の政府と専門家による水面下の協力で、2025年に台湾独自生産の初の最新鋭ディーゼル電気潜水艦が誕生する予定。
2021/12/02

台湾・蔡英文総統、バルト3国議員団と会談 権威主義と偽情報への対抗を呼びかけ

台湾の蔡英文総統は29日、台北の総統府でバルト3国の議員団と会談した。武力侵攻をちらつかせる中国共産党などを念頭に、権威主義の拡張と偽情報の脅威に対抗すべく連携を強化し、自由と民主主義を守るよう呼びかけた。
2021/11/30 William Wang

中国軍機の侵入、台湾軍の疲弊が狙い 対抗可能=台湾国防相

[台北 29日 ロイター] - 台湾の邱国正・国防部長(国防相)は29日、中国の軍用機27機が前日、防空識別圏に侵入し、台湾空軍の戦闘機がスクランブル発進したことについて、台湾軍を疲弊させることが中国の狙いだが、台湾は対抗できると表明した。 立法院(議会)で記者団に「相手の狙いは(台湾軍を)じわじわと疲弊させ、自らの力を誇示することだ。相手には力があるかもしれないが、台湾軍は対抗措置があることを示
2021/11/29 Reuters

台湾支援を含む米超党派の技術支援法案 下院で停滞

拡大する中国共産党の影響力に対抗することを目的とした「米国イノベーション・競争法案(USICA)」は6月に上院で超党派で可決したが、下院で停滞している。議員たちは同法案成立に向けて、一部を国防権限法(NDAA)組み入れる
2021/11/29 武田綾香

欧米諸国の台湾向け「議員外交」が活況  米国に続きバルト3国も近々議員団派遣へ

欧米諸国の議員団が相次いで台湾を訪問し、より緊密な関係を構築している。11月9日の米国議員団の訪問に続き、26日には米下院超党派の議員団が台北の空港に到着した。台湾国防部を訪問するほか、蔡英文総統との面会も予定している。
2021/11/26 佐渡道世

米政権「民主主義サミット」に台湾を招待 中国、ロシアは招かず

米国務省は25日、12月9日から10日にかけて開催される「民主主義サミット」に台湾や日本など111の国と地域を招待することと明らかにした。招待されなかった中国は台湾の参加に反発を示したが、専門家は米国の判断を「当然のこと
2021/11/25 佐渡道世

台湾空軍 最新鋭「F16V」戦闘機部隊が発足  蔡英文総統「米台協力の賜物」

台湾の空軍は18日、主力戦闘機「F16」の半数が最新型への改修を終え、部隊配備されたことを明らかにした。同日行われた運用部隊の発足式には蔡英文総統が出席し、戦闘機の改修は米台友好の証であると述べた。中国共産党による軍事的
2021/11/19 William Wang

台湾高雄市とバンクーバー、友好都市協定を検討 中国は反発

中国共産党政権は、対立する台湾を国際社会で孤立させる戦略を展開している。この度、バンクーバー市と台湾の高雄市との「友好都市協定」をめぐり、在バンクーバー中国総領事館は「断固として反対する」との声明を発表した。両市は領事館
2021/11/17 山中蓮夏