WHOの親中ぶりを批判 タイ代表が「ぜひ武漢で会議しよう」と皮肉

2020年03月09日 15時30分

「中共肺炎」(武漢肺炎、COVID-19)による感染が拡大後、世界保健機関(WHO)の露骨な中国共産党政権寄りの姿勢にWHO内部でも批判が高まっている。2月に行われた会議で、タイ代表がテドロス事務局長をはじめWHOの対応に嫌味たっぷりな言葉を浴びせ、注目された。

WHOは2月2~8日の日程で、スイス・ジュネーブ本部で第146回執行理事会を開催した。会議では、執行理事会の34人の委員が出席し、今年のWHOの議事日程などを決定した。WHOは会議の動画をウェブサイトに公開している。

海外ネットユーザーは3月7日のフェイスブックで、2月6日の会議でタイ代表が意見を述べる場面を中国語に翻訳して投稿し、話題を呼んだ。

会議の中で、タイ代表は「議長、旅行制限を確実に実行するなら、まずテドロス事務局長を隔離したうえ、今回の会議を中止にすべきです。事務局長は北京を訪問したばかりです。会議に参加した多くのメンバーの国では旅行制限を実施しています。メンバーらは事務局長とハグしたり、握手したりしています。この人たちはみんなリスクに晒されています」と話し、批判を始めた。テドロス事務局長は1月27〜29日の日程で訪中した。

「議長、あなたは最も危険だと思います。なぜなら、事務局長の横にずっと座っているからです。私はまだ安全だと思います。この数日間、事務局長は私と握手もしたくないようです」

「しかし、われわれは人々の恐怖感を和らげ、WHOの信頼を回復させなければならないのです。したがって、私は中国でWHOの会議を開催することを提案します。武漢でしましょう!今こそ、武漢市にある2千年の歴史を誇る黄鶴楼を訪ねる最高のチャンスです。北京もいいですね。今なら、万里の長城も紫禁城にも人がいないので、入場料も安いです」

最後にタイ代表は、「家内の同意を得られれば、私は半年分の退職金を出して、中国でのWHO会議開催に寄付しようと考えています。ありがとうございました」と述べた。

タイ代表が発言を終了した際、前列に座っていたインド代表が大笑いし、会場では他国の代表の笑い声も響き、タイ代表に盛大な拍手が送られた。

ネットユーザーはこの動画について、「タイ料理のような酸味と辛味の効いた風刺」「すごい嫌味な言い方だ」などと書き込んだ。

テドロス事務局長は中国ではWHOの党書記との異名を持つ。

(翻訳編集・張哲)

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