中国河南省で100人超の子どもが鼻血、工場の排気ガスが原因か

2022/05/31
更新: 2022/05/31

中国・河南省商丘市でこのほど、100人以上の子どもが相次ぎ鼻血を出しているという。住民は付近の紡績工場の排気ガスが原因ではないかと疑っている。

地元住民が中国メディアに語った話によると、2年前から窓を開けなくても強い刺激臭を感じるようになり、夜は特にひどかった。12歳の息子と10歳の娘は頻繁に鼻血を出しており、近隣の子どもも同じ症状がみられるという。

住民は大紀元の取材に対し、「夜寝る時にプラスチックを焼いたような悪臭がした」と証言した。悪臭がひどいため、暑くても窓を開けられないという。大人も喉の痛みや咳、鼻のかゆみなどの不快感を訴えている。

住民らは、紡績工場が夜に密かに排気していると疑っている。

地元政府は調査後に「基準を超える有害物質は確認されなかった」と発表。ただ、ガスから刺激臭がするため、周辺の4つの工場に操業停止を命じた。

(翻訳編集・李凌)

関連特集: 中国