中国 水浸しのはずが全面凍結 床の氷は約50センチ

中国東北の冬が本気すぎた 蛇口の閉め忘れで家が丸ごと凍結

2026/01/28
更新: 2026/01/28

中国・東北地方の厳しい寒さを、これ以上なく実感させる出来事が話題になっている。

ある家庭が外出する際、水道の蛇口を閉め忘れた。よくある、誰にでも起こりそうなうっかりミスだ。ところが帰宅してドアを開けた瞬間、待っていたのは水浸しの部屋ではなく、家全体が凍りついた異様な光景だった。

キッチンの蛇口から流れ続けた水は、床に広がるそばから次々と凍りついていった。シンクにたまった水は床へあふれ、床から壁、棚、配管、ドア、家具、家電まで、家の中は一面が氷に覆われた状態に。最も厚い場所では、床の氷が約50センチにも達していたという。

驚きは室内だけではない。室内からしみ出した水が外の階段で凍結し、玄関まわりはまるで氷の洞窟のような状態になっていた。家に帰ったはずが、いつの間にか冷凍施設に入り込んだかのような光景である。

動画には、家族が斧やスコップを手に、室内の氷を砕く様子も映っている。引っ越しでも解体作業でもなく、自宅で行う「除氷作業」という、なかなか聞き慣れない重労働だ。

背景には、中国東北ならではの厳寒がある。この地域では、真冬の最低気温がマイナス20度前後まで下がり、場所によってはマイナス30度近い寒さが続くこともある。北海道の内陸部でも厳寒として知られる旭川と同程度、あるいはそれ以上の寒さが長期間続く地域も珍しくない。暖房が弱かったり止まったりすれば、室内でも水が凍る環境になる。

この映像を見た人からは、「水漏れというより氷害」「寒さのレベルが違う」といった声が上がった。

日本ではなかなか想像しにくいが、中国東北の冬では、蛇口の閉め忘れが「事件」になる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!