ロシア当局は、中国から輸入された鶏肉約22.4トンについて、抗生物質の残留基準超過が検査で確認されたと発表した。
しかし、今回の問題を受け、中国のネット上では意外な声が目立つ。
「国内向けと比べれば、輸出用は最高基準だ」
「基準を超えていても、それでも国内向けよりいい、どこで買えるのか」
今回ロシアで止められた鶏肉は、氷山の一角にすぎないとの見方もある。本当に不安視されているのは、この22.4トンではなく、その背後にある、抗生物質の使用が当たり前となっている生産体制そのものだ。
中国の養鶏現場では、病気予防や成長を早める目的で抗生物質が広く使われている。ひなを育てる段階から、飼料や飲み水に薬剤を混ぜる方法が広く行われ、現場では当たり前のように続けていると業界関係者が指摘する。
問題は鶏肉に限らない。3月24日、欧州連合は中国産のシイタケ加工品を不合格と指摘し、3月23日、ロシアは中国産唐辛子から検疫上問題のある生物を検出した。
アメリカでも、中国企業のシロップ漬けミカンの缶詰が基準に適合していないとして通関で差し止めた。日本でも先月だけで、中国産食品が複数回にわたり不合格となっている。
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