米軍がイラン経済の命脈を締め上げ トランプ氏「戦争は終わりに近い」

2026/04/17
更新: 2026/04/17

アメリカがホルムズ海峡で実施している封鎖は、すでに2日が経過した。数時間前、米軍は複数の軍艦と数千名の水兵・海兵隊員が万全の態勢を整えたと発表した。

これに対しイラン側は、アメリカが封鎖を解除しなければ湾岸地域での貿易活動を中断させると警告した。一方、トランプ米大統領は、イランが賢明であれば、戦争はすぐに終わるだろうと述べた。

米軍は通告で、このように述べている。

「すべての船舶に通告する。すでに出港している場合は直ちに引き返せ。次の寄港地がイランである場合は、ただちに航行を中止せよ」

ホワイトハウスが先に投稿した映像に含まれていたもので、あわせて「アメリカはすでに全面封鎖を完了した」と改めて強調した。米軍は、イランの港に出入りする関連船舶に対し封鎖線の突破を試みないよう警告し、従わない場合には拿捕や臨検を実施する方針を示した。また、命令に反した場合には、武力行使も辞さない構えを明らかにしている。

米中央司令部は、封鎖開始から最初の48時間に、封鎖を突破した船舶は一隻もなかったと発表した。9隻の船が米軍の指令に従い、イランの港または沿岸地域へ引き返したという。

海上での臨検作戦に即応するため、アラビア海を航行中の強襲揚陸艦「トリポリ」では、海兵隊員が近接戦闘の戦術訓練を行い、各種技能の向上に努めている。また、リンカーン空母打撃群の約5千人の水兵・海兵隊員も封鎖任務に参加していると報じられている。

中央司令部のクーパー司令官は、イラン経済の約90%は海上国際貿易に依存していると指摘し、封鎖開始からわずか36時間足らずで「米軍はイランの海上貿易を完全に遮断した」と述べた。

米軍による封鎖が続く中、イランは湾岸および紅海で航行する船舶に対し報復措置を取ると警告している。

トランプ氏はFoxビジネスのインタビューで、戦争は終結に近づいているとの見解を示した。「私は戦争がすぐに終わると思っている。イランが十分に賢ければ、終結はそう遠くない」と語った。

「例えば、われわれは一時間以内にイラン国内の橋をすべて破壊することもできるし、発電所を全て壊すことも可能だ。しかし、われわれはそんなことは望んでいない」

同時に、前回の協議を仲介したパキスタン陸軍参謀長アシム・ムニール氏が、内務大臣ら政府関係者とともにテヘランに到着した。米・イラン双方の溝を埋め、衝突の再発を防ぐために尽力していると伝えられている。

一部報道によると、ムニール氏は米側の情報をイランへ伝達し、近日中に開催予定の第2回直接協議に向け準備を進めているとみられます。ただし、詳細な内容はまだ不明です。

トランプ氏は「今後2日間は非常に興味深いものになるだろう」と発言し、さらに、来週期限を迎える2週間の停戦協定を延長する必要はないとも述べた。

これに先立ち、AP通信は米・イラン両国が停戦延長に原則合意したと報じた。しかし、ある米高官は米Foxニュースに、「現在、米・イラン間で和平協議が進行しているが、米側は停戦延長について正式に合意しているわけではない」と明らかにしている。

イスラエル国防軍参謀総長エヤル・ザミール中将は、先ごろ南レバノンを視察した際に、レバノンやイランを対象とする新たな作戦計画を承認したと発表した。また、「レバノン南部からリタニ川までのすべての地域を、ヒズボラのテロ戦闘員の『殲滅区域』とする」と命令を出したと述べている。

先月から戦闘が激化するなか、レバノン国内ではすでにヒズボラ武装勢力の戦闘員1700人以上が死亡したという。