中共からの脱党支援する女性が襲撃され負傷 米当局が容疑者を現行犯逮捕

2026/04/20
更新: 2026/04/20

米カリフォルニアのロサンゼルス郡工業市で4月19日、中国共産党(中共)およびその関連組織からの脱退(三退)を支援するボランティアで法輪功学習者の女性が男に襲われ、頭部や手などにけがを負った。警察は現場で容疑者を逮捕し、拘束した。

被害に遭った張さんは取材に対し、今回の襲撃は偶発的なものではなく、事前に計画していた可能性が高いと指摘。中共による法輪功に対する迫害で、真相を伝える横断幕を男が強引に引きはがして奪おうとした手口や、人に傷害を与え得る複数の硬い鉄線を携行していたこと、さらに取り押さえられる際に電話で仲間を呼ぶ様子などから、「準備して来ていたとしか思えない」と語った。

逮捕した警察官は、本件を刑事事件として扱っており「容疑者の行為は単なる強奪にとどまらず、犯行の過程で武器を用いて他人を傷つけており、明らかに違法行為に該当する」と説明した。

張さんによると、当時は別のボランティアとともに現地で人々に中共および関連組織からの脱退(三退)を呼びかけていた。道路の向かいには「天滅中共」「中共≠中国」「三退すれば平安を保てる」と書かれた複数の横断幕を掲げていた。

真相を伝えている最中に、男が横断幕を強引に撤去しているのを発見。張さんが道路を渡って確認すると、アジア系とみられる中年男性が横断幕を外して持ち去ろうとしていた。張さんは、落ち着いた口調で「それは私の私物なので返してほしい。疑問があれば説明する」と伝えたが、男は拒否し、激しい口調で怒鳴りながら威圧してきたという。

男はその後、逃走しながら石を投げつけ、さらに数本の硬い鉄線を取り出し、約1メートルの距離から張さんの目や顔を狙って投げつけた。張さんはこれをかわしたが、男は投げる動作を繰り返し、危険な状況が続いた。張さんは距離を取りながら後を追い、奪われた横断幕を取り返す機会をうかがっていたと述べた。

張さんは「私たちはボランティアとして真相を伝えているだけで、横断幕も自費で作ったもの。あくまで返してもらいたかっただけ」と語る。

男はその後、近くの商業施設(プラザ)に逃げ込んだ。張さんが再び返却を求めたところ、男は近くの木の下に落ちていた分岐した太い枝をつかみ、突然振り上げて張さんの後頭部を強打した。張さんはとっさに防御したが、その際に腕にもけがを負った。

突発的な暴力行為に、現場にいた市民が即座に反応。「捕まえろ」との声が上がり、複数人が協力して男を取り押さえた。張さんによると、男は拘束されながらも激しく抵抗し、電話で誰かを呼ぶような発言をしていたという。

間もなく警察車両4台が現場に到着し、容疑者を警察車両に乗せて連行した。犯行に使用した鉄線や木の枝も押収した。木の枝は強い衝撃により折れていた。

事件後、張さんは頭部の痛みやめまいを感じ、小指の腫れや腕の擦り傷も確認。男の話し方は中国大陸出身者とは異なるように感じたが、「明らかに強い敵意を持っていた」と述べ、「面識もなく、こちらは終始平和的に活動していた」と語った。

さらに張さんは、「このような理性的でない暴力行為は、中共の影響や背後の関与がなければ起きない」との見方を示した。

張さんはまた、「善悪には必ず報いがある。中共は悪事を重ねており、良い結末はない。三退は自分や家族にとってもより良い未来につながる」と語った。

2004年11月、大紀元時報が発表した社説『共産党についての九つの論評』を契機に、三退運動は世界的に拡大している。今年4月19日時点で、すでに4億6千万人以上が中共および関連組織からの離脱を表明しているという。

『共産党についての九つの論評』は、豊富な歴史資料と事実、核心を突いた鋭い分析によって、百年以上にわたり人々に深刻な災厄をもたらしてきた共産主義運動、とりわけ中共に対して、歴史的な総評を下したものである。

張さんは、現場で協力した市民と迅速に対応した警察に謝意を示し、「アメリカは信仰と表現の自由が保障された社会であり、暴力は許されない。こうした行為は直ちにやめるべきだ」と訴えた。また、警察に対しては「今回の行為は地域社会に危険をもたらしており、公正な法の裁きを求める」と明確に伝えたという。

アメリカ西南部法輪大法学会の会長、李有甫氏は「中共による信仰や人権への越境弾圧は末期的な狂気の段階に入っているが、それでも真相を伝え続けることを止めることはできない」と述べ、「すでに被害者側はアメリカの司法機関と協力しており、関与した者はいずれ法の裁きを受けることになる」と語った。

さらに李氏は、「関係者は直ちに行為をやめ、中共との関係を断ち、正しい道に戻るべきだ。それが自らの将来と良心を守ることにつながる」と話した。