「ビッグ・ブラザーがあなたを見ている!」米FOXニュースの著名司会者ブレット・ベイヤー氏は、トランプ米大統領の北京訪問に同行した際、自身の体験を赤裸々に語った。彼の運転手がわずか2分間違法駐車しただけで、携帯電話に即座に罰金通知が届いたという。監視カメラに映っていたためだ。
彼は、中国には至る所に監視カメラが設置されており、中国共産党が国民を大規模に監視している様子は、まさにジョージ・オーウェルの名作『1984』の世界観そのものだと語った。
13日、ブレット・ベイヤー氏はFOXニュースの番組で北京から中継で、『1984年』の有名な一節「ビッグ・ブラザーがあなたを見ている」を引用した。
米FOXニュースの著名司会者ブレット・ベイヤー氏:「北京では監視カメラが文字通り至る所にあります。海淀駅の外の角だけでも少なくとも20台は数えられます。実際、北京では今年だけで1500台のカメラが新たに増設されました」
さらに彼は、自身の運転手が2分間だけ違法駐車したところ、すぐに約40ドルの罰金通知が携帯電話に届いたと説明した。カメラに撮影されていたためだという。ベイヤー氏は率直に「これが共産主義だ」と述べた。
「豪戦略政策研究所(ASPI)」が昨年12月に公表した報告書によると、中国には現在およそ6億台の監視カメラが存在し、その監視システムにはAI技術も組み込まれている。顔認識や追跡・位置特定システムなども含まれているという。
ベイヤー氏は最後に、「国民を監視する仕組み」や「社会信用スコア制度」は、本当は何のために使われているのか、海外では疑問や不信感を持つ人が多いと指摘した。中共側は安全確保のためだと主張しているが、実際にはこれらのカメラはほぼ四六時中、人々を監視しており、しかも至る所に存在していると語った。
FOXニュースの番組はX(旧Twitter)上で大きな議論を呼んだ。あるネットユーザーは「監視カメラを設置する目的は、人々をモノのように扱い、独立した思考能力を失わせることだ」とコメントした。
また別のユーザーは、中共が監視システムを利用して「金を巻き上げている」と批判し、「共産党はいま金欠だから、必死に罰金を取っている。一般市民だけでなく外国人客も慣れなければならない」と書き込んだ。
さらに、「中国には至る所に監視カメラがあるのに、本当の犯罪に対しては役に立っていない。『行方不明になった子どもは見つけられない』のだから」と皮肉の声も上がっている。
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