イラン 米国の攻撃を受け中東の米軍基地を標的に

2026/06/10
更新: 2026/06/10

イランは水曜日、米軍が米攻撃ヘリコプターの撃墜に対する報復空爆を実施したことを受け、バーレーン、クウェート、ヨルダンへの攻撃を開始した。

複数の報道によると、バーレーンとクウェートはイランの攻撃に対応するため防空システムを起動させ、ヨルダンは米軍が駐留する空軍基地を狙ったミサイル5発を迎撃したと発表した。

半国営のメヘル通信が伝えたところによると、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は、クウェート、バーレーン、ヨルダン全域にある米国の航空・海軍資産を収容する21の拠点を標的にしたと発表した。

IRGCは、今回の空爆により、F35戦闘機を格納する格納庫や指揮センターを含むヨルダンのアズラク基地の4拠点と、バーレーンの米第5艦隊が駐留する別の1拠点を襲撃したと述べた。

クウェート軍はXへの投稿で、同国の防空システムが「敵対的な空中目標を迎撃している」とし、安全のために当局が出す指示に従うよう国民に呼びかけた。

今回の攻撃は、米中央軍が6月9日にホルムズ海峡付近のイランの防空システム、地上管制局、監視レーダー拠点を標的にした「自衛のための空爆」を完了したと発表した、わずか数時間後に行われた。

中央軍は、この空爆がイランによる最近の米軍やホルムズ海峡を通過する国際商船への攻撃に対する「比例的な(見合った)対応」であると述べた。

トランプ米大統領は、イランが6月9日にホルムズ海峡付近で米陸軍のアパッチ・ヘリコプターを撃墜したと非難し、米国として報復することを誓っていた。

トランプ大統領は「2人のパイロットが巻き込まれたが、2人とも無事で怪我はない。しかし、米国は必然的にこの攻撃に反応しなければならない」と、SNSのトゥルース・ソーシャルに書き込んだ。

イランのアッバス・アラグチ外相はXへの投稿で、イラン軍は「いかなる攻撃や脅迫も未回答のままにはしない」と警告し、外国軍に同地域からの撤退を促した。

墜落の報道は、イランとイスラエルが6月8日に新たな砲撃戦を停止した後に浮上した。テヘラン(イラン政府)は、イスラエルがこれ以上攻撃を続ければ、より深刻な対応を引き起こすと警告し、一方のイスラエルは、イランが攻撃を再開すれば報復すると述べた。

イランとイスラエル間の最新の衝突は、ワシントン(米国政府)とテヘランの間の交渉を複雑にする恐れがある。この交渉についてトランプ大統領は、妥結に近いと説明していた。

トランプ大統領は6月8日、ニューヨークで記者団に対し、イランとの交渉は継続中であり、「2、3日中」に合意に達する「高い可能性」があると語っていた。

大統領は「非常に、非常に素晴らしい、強力で、力強い合意の成立に極めて近づいていると思う」とし、「もし我々が爆撃に踏み切り(その気になれば非常に容易にできることだが)、さらに2、3週間爆撃を続ければ、彼らには何も残らないだろう。しかし、そうなれば海峡は何ヶ月も開かなくなる」と述べていた。

米国とアジア太平洋地域のニュースを担当するフリーライター。