G7首脳がウクライナへの継続支援について協議するなか、イギリスは、ロシアのいわゆる「影の船団」や軍事調達網、西側の制裁逃れに使われる金融ネットワークを標的とした新たな制裁措置を発表した。
今回の制裁では、ロシアの老朽化した「影の船団」に関与するタンカー20隻以上が対象となった。これらのタンカーは、ロシア産石油の輸出規制を回避するために使われてきた。
イギリスはまた、ロシアが最近購入した複数のLNG船に制裁を科した。ロシアのLNG船を対象に制裁を発動したG7加盟国は、イギリスが初め。
このほかイギリスは、中国、タイ、トルコで活動する軍事関連設備の供給業者や、ロシアによる国際的な金融制限の回避を支援した団体も制裁対象に加えた。
イギリス政府によると、2026年初め以降、イギリスの対ロシア制裁の枠組みで、個人、団体、船舶を含む約500件を制裁対象に指定。また当局は、これまでに「影の船団」やロシアのLNG船600隻以上を制裁対象にしてきた。
今回の発表は、G7首脳がフランスのエビアン=レ=バンに集まり、ウクライナ支援と対ロシア圧力の強化を主要議題として協議するなかで行われた。
イギリスの動きに合わせ、カナダのカーニー首相もG7首脳会議で、ロシアに対する新たな制裁を発表した。
カーニー氏によると、カナダは制裁リストに個人、企業、船舶を含む162件を追加する。
EU理事会が6月15日、ロシアの戦争遂行を支援する個人や団体を対象とした第20弾の制裁パッケージを採択した。対象には、中国と香港の複数企業も含まれる。
今回の制裁では、個人34人と47団体が新たに追加された。対象は、ロシアの軍産複合体、石油・ガス輸送船で構成される「影の船団」、ロシアによる政治介入活動に関与した組織などに及ぶ。
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