経済的要因、国政レベルの政治情勢、そして直近の選挙史が重なり合い、ミシガン州は最も複雑な激戦州の一つとなっている。
【ミシガン州サギノー】民主党は共和党からの上院多数派奪回を目指している。しかしそのためには、2024年にトランプ大統領が僅差で制した重要激戦州(パープル・ステート)において、1979年以来守り続けてきた自党の改選議席を死守しなければならない。
かつて1992年から2012年までの各大統領選において民主党候補に投票し、「ブルー・ウォール(青い壁)」の一部と見なされていたミシガン州だが、いまや紫の激戦区としての地位を確固たるものにしている。
同州は過去2度の大統領選で民主党からトランプ(共和党)へと鞍替えした。さらに州政に目を向けても、1992年以降で共和党が州知事と州議会上下両院をすべて独占した期間は通算14年に及ぶ。
その一方で、五大湖に面する同州において共和党は1994年以来、連邦上院選で勝利しておらず、その勝利自体も20年以上ぶりの快挙であった。元下院議員のマイク・ロジャース(共和党・ミシガン州)は2024年、トランプを大統領候補のトップに据えて出馬したものの、エリス・スロットキン上院議員(民主党・ミシガン州)に敗北した。彼は今年、大統領選との同時実施による集票の追い風がない上、政治情勢もより逆風となる中で再挑戦している。
投票日前の最終週に入る前まで、世論調査では対立候補である疫学者で元デトロイト・ウェイン郡保健衛生局長のアブドゥル・エルサイードと互角の戦いを繰り広げていた。エルサイードは、ほとんどの争点でスロットキンよりも左派に位置する進歩派の民主党員だ。しかし現在、CNN、CBSニュース、グレンガリフによる最新調査ではエルサイードのリードが拡大している。選挙戦は双方の「当選可能性(エレクタビリティ)」を巡る論争へと発展した。ロジャースはエルサイードの公約を「ミシガン州にとって過激すぎる」と批判し、ローズ奨学生である同氏がムスリム同胞団などのイスラム主義組織と結びついていると主張している。
エルサイードはロジャースの主張を否定して反撃し、愛国者法(パトリオット法)を支持・延長に賛成票を投じた元FBI捜査官のロジャースを「大量監視のマイク」と呼び、彼が「ディープステート」と繋がっていると示唆した。また、有権者の間でトランプの支持率が低迷している同州において、このポピュリスト系民主党候補は、ロジャースが大統領のアジェンダを単に無批判に承認する(ラバースタンプ)存在にすぎないと主張している。
選挙戦が投開票の最終週へと向かうにつれ、非難の応酬は最高潮に達している。ロジャースは、エルサイードの予備選の対立候補であったヘイリー・スティーブンス下院議員(民主党・ミシガン州)の婚約者から土壇場で推薦を受けた。一方、民主党はアイオワ、カンザス、アラスカ、オハイオといった共和党優勢の赤い州(レッド・ステート)で予想を上回る健闘を見せている。
10月23日時点で、選挙予測専門家によるコンセンサス評価では、アラスカを除くこれらすべての州が「互角(トスアップ)」カテゴリーに分類された。これらの州はすべて、2024年の選挙で2桁の差をつけてトランプを支持していた州である。
もしエルサイードが勝利すれば、イスラエルを痛烈に批判し、国民皆保険(メディケア・フォー・オール)や富裕税を支持し、移民税関捜査局(ICE)の廃止を掲げる同氏のような急進左派の候補者が、ミシガン州のような両党間を揺れ動いてきた激戦州全域で当選する初の事例の一つとなる。
一方でロジャースが勝利すれば、驚くべき大番狂わせとなる。彼は、トランプが大統領選を牽引し共和党への追い風が強かった2024年ですら敗れており、その元下院議員が不利な今年に勝利を掴むことになるからだ。
それは民主党が40年以上にわたって維持してきた議席の反転(フリップ)を意味し、上院の過半数奪回に必要な議席数の計算を狂わせることになる。民主党は上院を奪回するために、4議席ではなく5議席を奪う必要が生じるのだ。
イースタン・ミシガン大学の政治学助教授であるジョシュア・コスは、「ロジャース陣営は本当に、(エルサイードが)選挙戦における常軌を逸した異常な民主党員であるかのように見せかけようとしていると思う。世論調査を見る限り、その戦術はある程度功を奏しているようだ」とエポックタイムズに語った。
世論調査において、かつては無風だった下院選や上院選がますます民主党優勢へと傾いている今年、どちらが勝利するかにかかわらず、ミシガン州は2026年中間選挙で最大のサプライズの一つとなる可能性がある。
以下は、投票日前最終週における主要な争点に対する両候補の立場、彼らが当選可能性の議論をどのように展開しようとしているか、そして歴史的な2026年中間選挙の幕が閉じる中でミシガン州の有権者たちがどのような立場をとっているかをまとめたものである。
中道への接近
エルサイードとロジャースは共に、ミシガン州における新規データセンター建設の一時停止を支持しているが、それ以外のほぼすべての争点で対立している。
エルサイードは大企業に対する税の抜け穴の撤廃や億万長者への富裕税導入も求めている。一方、ロジャースは勤労者世帯への減税を支持し、大規模な減税を可決する一方でメディケイド(低所得者向け医療保険)やフードスタンプの歳出を削減したトランプの「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法(一つの大きく美しい法案)」を支持した。
両者ともエネルギー価格の引き下げを訴えているが、最近の価格高騰の原因については異なる見解を示している。
エルサイードはガソリンと軽油の急騰をイラン戦争と結びつけている。ロジャースは、州および連邦レベルでの民主党の政策が、規制やミシガン州全体のエネルギー基準と相まって、エネルギーコストの「人為的な上昇」を生み出したと示唆している。
しかし選挙戦の最終局面において、ロジャースは9月下旬まで避けてきた措置、すなわちトランプ批判に踏み切ることで中道寄りへと舵を切っている。
かつてはイラン戦争とトランプの関税政策の双方を強力に支持していたロジャースだが、選挙戦終盤の最新世論調査でエルサイードがリードを広げる中、現在ではその両方を批判している。
10月7日、ロジャースは「物価が高すぎる。カナダは我々の敵ではない」として、トランプの「関税戦争」終結を求める動画広告を公開した。
その2週間前、ロジャースはガソリンスタンドでの給油価格を引き下げるため、軽油輸出の一時停止とガソリン税の免除を訴え、イラン戦争を巡ってもトランプと決別した。
サスケハナ・ポーリング・アンド・リサーチのCEOであるジム・リーがエポックタイムズに語ったところによると、有権者が今年の最大の投票動機として物価高と経済の悪化を圧倒的に挙げている同州の多くの世論調査を踏まえれば、これはロジャースにとって重要な決別であった可能性が高い。
リーは、2026年は2024年と同様に「生活費重視の選挙(ポケットブック・エレクション)」であると指摘した。2024年にはバイデン政権下のインフレへの不満から、無党派層を中心に多くの有権者がトランプ支持へと雪崩を打った。逆に2020年には、コロナ禍と経済の先行き不安からトランプ離れが起きた。有権者が懐事情で動くこの傾向は、今年、揺るぎないはずの保守層の一部にすら影響を与えかねない。

「私はトランプに投票した。全米で30回もの集会に参加した」と、ジョン・ウェイン・マクニューさんは9月下旬、ミシガン州サギノーで開かれたエルサイードのタウンホール集会でエポックタイムズに語った。
職人であるマクニューさんはトランプの帽子と「自由(freedom)」の文字が入ったシャツを身に着け、見聞を広め、エルサイードに「一人の男として正当に自己を主張する公平な機会」を与えるために集会に来たと語った。
「私は(トランプを)愛している。あの男を尊敬しているが、彼がやっていることの中には正しくないこと、真のアメリカを代表していないことがある。アメリカに反することであれば、民主党だろうが共和党だろうが関係ない」と彼は述べた。
マクニューさんは、トランプが公約を破り、10月30日時点でミシガン州のガソリン価格を1ガロンあたり4.62ドルまで押し上げたイランとの戦争を始めたことで、自身のような労働者階級のアメリカ人を裏切ったと感じていると語った。1年前、五大湖の同州におけるガソリン価格は平均で1ガロンあたり約3.00ドルであった。
彼は、今年トランプと共和党の双方に不満を抱き、人生で初めて民主党に投票することを検討している保守派の知人が他にもいると述べた。マクニューさんは最近のイベントでのロジャースの発言にはあまり共感できなかったとし、今年の投票先はまだ決めていないと語った。
ミシガン州にとって「過激すぎる」のか?
トランプとの決別だけがロジャースの選挙戦略ではない。世論調査で劣勢またはほぼ互角とされる中、ロジャースは、自身が立ち向かっているのはこれまでとは異なるタイプの民主党員であり、「ミシガン州にとって過激すぎる」進歩派であると主張している。
大手広告データ分析企業アドインパクト(AdImpact)の分析によると、エルサイードは2026年の民主党上院予備選でスティーブンスを破るまでに、相次ぐネガティブ広告と6千万ドル以上の反対派資金の投入に直面した。共和党員および一部の民主党員は、イスラエルへの武器売却禁止の支持、移民税関捜査局(ICE)の廃止、国民皆保険の支持を理由に彼を攻撃した。
ロジャースはまた、エルサイードが過去にネット配信者のハサン・パイカーと関係を持っていた点も厳しく追及している。パイカーは8月の予備選前に同民主党候補の応援演説を行っていた。
パイカーは、2001年9月11日の同時多発テロについてアメリカは「報いを受けた」とする2019年の発言を巡り批判を浴びていた。エルサイードはこの配信者の発言と距離を置き、予備選後はパイカーとの選挙活動を取りやめた。

パイカーは2019年以降、直近では昨年の夏に至るまで、この発言を何度も撤回している。
また、ミシガン大学理事会の議席を目指して立候補している人権派弁護士アミール・マクレドが、4月の選挙集会でエルサイードを紹介したことを問題視する声もある。
マクレドは、ヒズボラの死亡した戦闘員を「殉教者」と呼ぶSNS投稿を共有したことで批判を浴びており、削除された投稿のアーカイブ版がそれを証明している。
エポックタイムズはマクレドにコメントを求めた。
批判はエルサイードの選挙運動における交友関係だけにとどまらず、ポートヒューロンでの最近の選挙集会でトランプは同民主党候補を公然と「ジハーディスト(聖戦士)」と呼び、9.11テロリストになぞらえた。
エルサイードはエジプト移民の息子であり、当選すれば全米初のイスラム教徒の連邦上院議員となる。

「ミシガン州の有権者の間には、恐怖心とまではいかなくとも、その点に関する一定の不安感があり、彼がある種の過激派として描かれていることと結びついているのだろう」とコスは語った。
ロジャースは、エルサイードがエジプトに本拠を置くムスリム同胞団を支持しているだけでなく、彼の母親や異父妹が直接の繋がりを持っており、それが同民主党候補を上院議員として、また機密ブリーフィングを受ける立場として不適格にしていると繰り返し主張している。
1月、トランプ政権はムスリム同胞団の一部支部をテロ組織に指定した。主に父親と継母に育てられたエルサイードはこの組織を公に否定し、いかなる関係も持っていないと否定した上で、母親と同組織について話したことすら一度もないと語った。
同組織の候補者が2012年のエジプト大統領選で勝利した際、当時下院情報委員長だったロジャースは「対話と接触を図るべき穏健派のムスリム同胞団メンバーは確かに存在する。ただし、慎重に注視していく必要はある」と語っていた。
友人のケネディ・ミラーさんと共にサギノーでのエルサイードのタウンホール集会に参加したカイリー・マイズさんは、ミシガン州の一部の人々が、エルサイードの名前や民族性が投票率に影響を与えるのではないかと懸念していると語った。
「私はそう思わないし、友人や家族のほとんどもそう思っていないが、他の人々のそうした誤解のせいで、彼らが投票に行きづらくなるのではないかと心配している」とマイズさんはエポックタイムズに語った。
ミラーも家族の特定のメンバーとの会話で同様の意見を聞いたことがあると述べたが、エルサイードは一部で言われているような「宗教との結びつき」はないと語った。
「この人はここミシガンで生まれた。ミシガン生まれの医師なのだ」と、彼女はエルサイードの医学および公衆衛生学の学位に触れながらエポックタイムズに語った。
2020年の宗教センサスによると、ミシガン州は全米で6番目に多い推定イスラム教徒人口を抱え、人口あたりの割合では全米5位である。
「イスラム社会は概してこの国で地歩を固めており、彼らに対する認識は悪化していない。むしろわずかに良くなっている。だからそれが(共和党の)切り札になるとは思わない」とリーは述べた。
注目を浴びるロジャース
エルサイードは、ロジャースの議会での実績や、この元FBI捜査官の過去の発言の一部を批判している。
SNSの投稿でエルサイードは、インタビュアーがロジャースに議会での最大の功績を尋ね、ロジャースが愛国者法の成立に関わったことを挙げた動画クリップの上に、「大量監視のマイク」と言葉を添えた。
エルサイードはまた、10月13日に公開されたドロップ・サイト・ニュースの調査報道を引き合いに出し、ロジャースを「ディープステートの利権屋」と非難した。その報道は、テロ組織がリビアの米外交施設で4人のアメリカ人を殺害した2012年のベンガジ事件の調査におけるロジャースの役割に対する疑惑と批判を検証したものであった。
政府の行き過ぎを調査する保守派の非営利団体ジュディシャル・ウォッチは2014年、ウィキリークスが公開した文書を引用し、英国を拠点とする民間警備会社イージス・ディフェンス・サービシズが襲撃事件当時にリビアに関与していたと報告した。
LinkedInのプロフィールによると、ロジャースの妻であるクリスティ・ロジャースは2006年から2011年までイージスの幹部を務めていた。
政治活動家のディック・モリスを含む一部の共和党員は、当時下院情報委員長を務めていたロジャースがベンガジ調査に影響を及ぼす「利益相反」を抱えていたと非難した。
ドロップ・サイトへの声明で、ロジャースの弁護士は「ロジャース夫人も、イージスLLCも、いかなるイージス関連団体も、リビアでの業務を遂行するために米国政府のいかなる機関とも契約を結んだことはなく、ベンガジ襲撃事件に関与したことも一切ない」と述べた。
過去の上院選におけるロジャースの戦いぶりを引き合いに出し、今年の彼の当選可能性についてより大きな疑問を呈する者もいる。
ロジャースは、現代史上屈指の共和党への追い風が吹いていた2024年の選挙でスロットキンに敗北した。この年、トランプは共和党候補として2004年以来初めて全米の総得票数(一般投票)で勝利し、ミシガン州でも前回2020年から4.2ポイント持ち直して1.4ポイント差で制していた。

にもかかわらず、ロジャースはスロットキンにわずか0.34ポイント差まで迫りながら勝ちきれなかった。彼は同州の農村部の郡の大半を押さえたほか、デトロイト近郊で郊外と農村部が混在する激戦区、リビングストン郡とマコーム郡でも健闘を見せていた。
ところが今年(2026年)の民主党予備選を見ると、リビングストン郡ではエルサイードが1ポイント未満の僅差で競り勝った一方、マコーム郡では対立候補のスティーブンスが7.5ポイントの大差で制している。
リーによると、ロジャースが11月に勝利するためには、これら両郡の郊外に住む「富裕層の」共和党員の投票率を高めると同時に、大統領の支持率を押し下げている要因であるイラン戦争、ガソリン価格の上昇、インフレを克服しなければならないという。
「エルサイードは経済とインフレに全神経を集中させており、それこそが勝利をもたらすメッセージだ。テロリズムでも、9.11でも、『社会主義が国を破滅させる』といったことでもない」とリーは述べた。
経済が主舞台に浮上
サスケハナが8月に実施した州全体の世論調査に基づくと、経済を重視する有権者は47対38という「統計的に有意な」9ポイント差でロジャースよりもエルサイードを支持したとリーは語った。
10月23日時点で、主要な選挙予測7機関の予測に基づくコンセンサス評価では、勝率はエルサイードに傾いている。
ロジャースはいくつかの重要課題において戦略的にトランプと袂を分かったものの、有権者の中にはそれを手遅れと見なす者もいるかもしれないとリーは指摘する。とりわけ、この元下院議員が大統領の忠実な上院の味方になるだけではないかと懸念している場合はなおさらである。
「極めて困難な環境で戦っているロジャースにとって、当選可能性の問題は実に深刻だ」とリーは述べた。
全米自動車協会(AAA)によると、ミシガン州とイリノイ州はここ数カ月、中西部で最もガソリン価格が高騰している。

「これも人生だ」と、現在の経済状況について尋ねられたベイシティの共和党員ジョン・ホッファードさんはエポックタイムズに語った。ホッファードはこの選挙で「共和党候補」に投票する予定であり、最重要課題は不正の取り締まりだと述べた。
エポックタイムズは本選を前に、複数の郡にわたる有権者に取材を行った。大半の有権者が経済に不安を抱き、この冬の暖房費がいくらかかるかといった懸念を含め、物価高への不安を口にした。
小雨が地面を打ちつける中、サギノー川沿いのベイシティの公園のベンチに座っていたシェリル・マロニーさんは、トランプが「誰も望んでいなかった戦争を始め、それが全員の負担になっている」ため、デトロイトから運転してくる際のガソリン代が1ガロンあたり5ドルかかったと語った。

「おかしなことがたくさん起きている」と彼女はエポックタイムズに語った。「私は(エルサイードが)とても気に入っている。彼の話を聞いていると、家族について語っている。学校や道路、私たちにとって大切なことについて語っているのだ」
ジョンとメリッサのスチュワート夫妻は、生涯をサギノー地域で過ごしてきた退職者夫婦だ。ジョンさんは1919年からサギノーに工場を構えるゼネラルモーターズに勤務していた。
夫妻は、医療費、育児費、ガソリン代を考慮した上で、子どもたちが自分自身や孫たちをどうやって養っていけるのか心配していると語った。
「何か変革が起きない限り、私たちがどうやってこのまま持ちこたえられるのか見当もつかない」とメリッサさんはエポックタイムズに語った。
サギノーの教師であるドーン・グランベリーさんは、今年最も気にかかっている問題は健康保険料、ガソリンや食品の価格、そして経済状況だと述べた。
しかし、2024年と比べて今年異なる投票をする人がいると思うかと尋ねられると、多くのミシガン州民は誰を支持しているかを口にするのをためらっているとエポックタイムズに語り、結果はどうあれ誰もが「投票に行く」よう促した。
グランベリーさんは、エルサイードの公約を「聞きに行く」ためにサギノーのタウンホール集会に参加したと述べた。

「迷っているなら、候補者の生の声を自分で聞く機会があるこうした場に行くべきだ」と彼女は語った。
11月を迎えるにあたり、いまだ態度を決めていない有権者もいる。
タミカ・クローマーさんは、デトロイトの北西約25マイルに位置するオークランド郡の都市ファーミントンヒルズの上級企業弁護士だ。選挙を前に「治安と生活費」が最優先事項だとクローマーさんはエポックタイムズに語った。
彼女は11月には「おそらく」エルサイードに投票するだろうとしつつも、「まだ最終決定ではない」と述べた。
クローマーさんは、フリントやサギノー地域で最近開かれたエルサイードのイベントに参加し、「彼に対して非常に好印象を持って」帰ってきた複数の有権者と話をした。しかし、一部のミシガン州民はこの進歩的ポピュリストについてまだ十分に把握できていないと感じていると指摘した。
「彼はいわゆる生粋の政治家というわけではない。だから私たちには目にするものしか分からない。もちろん、今のCM合戦は異常だ。だから人々はそればかりに気を取られてしまう」とクローマーさんは語った。
名字のみの公開を希望したファーミントンヒルズ在住の退職者バーバラさんは、選挙を前に物価高が最大の関心事だと述べたが、エルサイードとロジャースのどちらにするかいまだ決めていない。
「インフレを抑制し」国を良くしてくれると納得させてくれた候補者が、最終的に彼女の一票を勝ち取ることになるだろうと彼女は述べた。
だが、マクニューさんのような共和党員に人生で初めて民主党に票を投じさせるには、それ以上の説得力が必要かもしれない。
「誰もが主張しているほど医療保険を気にしているわけではない。医療保険はどうにかなる。今の戦争とガソリン価格こそが、現在のアメリカの二大問題だと思う。そしてアメリカ国民の大半は、あの(卑語)戦争を認めていないと思う。私は絶対に認めない」とマクニューさんはエポックタイムズに語った。
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