華人に真相伝え、法輪功3千人パレード=ニューヨーク

2008/06/16
更新: 2008/06/16

【大紀元日本6月16日】正体不明の華人による脅迫暴行事件が多発するニューヨーク・フラッシングチャイナタウンで 6月14日の土曜日、法輪功学習者3千人がパレードと集会を行った。

同地区では5月中旬から、中国領事館が正体不明の華人を雇い、脱党応援のボランティアを務める同学習者らを脅迫・暴行し続けている。

法輪功仏学会のスポークスマン張而平氏は、「華人社会に中国当局による法輪功への弾圧の真相を伝え、法輪功学習者はとても平和的で、常に『真・善・忍』で自己を律するのを知ってほしい」と述べ、中国当局は四川大地震発生後、「法輪功が募金活動を妨害」「愛国心がない」などのデマを流し、華人の法輪功への怨恨感情を煽いできたと明かし、「すべての真相を華人に知ってもらうために、今回の活動を企画した」と説明、加害者の法的責任などを追及する構えを示した。

伝統の腰太鼓と龍の舞を披露パレード行進(大紀元)

『中国キリスト教徒民主党』の海外在住メンバーも応援参加

中国民主団体「中国平和民主連盟」のメンバーも応援参加

韓国からの応援者

スピーチする張而平氏(大紀元)

パレードの先頭は、200人の学習者からなる「天国楽団」。その演奏に、沿道の華人から拍手が沸いた。

パレード終了後、3800万人中国人の脱党を声援する集会(注、同日までに、大紀元サイトで中国共産党とその関連組織から離脱すると声明した中国人が3800万人に達した)が開かれた。「全世界脱党応援センター」の副会長・李大勇氏や、ニューヨーク市議会の議員、中国暫定政府の代表などが発言した。

また、集会では、四川大地震の被災者・劉さんが脱党を宣言する電話録音も公表された。劉さんは地震でわが子2人を亡くしたが、政府からいかなる援助を得られてない。取り合ってすらもらえないと証言した。電話の最後、劉さんは仮名での脱党を申し出た。

ニューヨーク市議会のトニ・アベラ(Tony Avella)議員は集会に参加、「中国当局と領事館が今回のフラッシングでの暴力事件を策謀したと立証できる次第、関与した幹部全員の国外退去を求める」と述べ、これからは市議会や、FBI、国防省に働きかけ、本件の調査を積極的に進んでいく、と表明した。

同地区で「法輪大法」の文字がある黄色いTシャツを着る法輪功学習者が頻繁に暴行されていると知った同議員は、このTシャツに着替えて、集会現場周辺で罵声を発している中国人グループの真ん前に立ち止まった。

トニ・アベラ議員が集会に参加(大紀元)

中国当局の官製メディア「中央電視台」(CCTV)が全国放送の映像で、同地区の法輪功学習者が掲げる横断幕の文字『天佑中華、天滅中共』を『天滅中国、天滅中共』に改ざんし、中国人の法輪功への怨恨感情を煽ぎたてたことについて、「全世界脱党応援センター」の副会長・李大勇氏は、「初めは確かに(フラッシング地区の)一部の華人が騙されたが、絶えずに真相を説明し続けた結果、皆が分かるようになった」と語り、大地震発生直後のたいへんな時期に、中国当局が脱党応援の法輪功学習者を対象に精力を費やすこと、まさに脱党運動が中国当局への凄まじい衝撃を物語っている、と述べた。

『天滅中共、天佑中華」の横断幕(大紀元)

事前に攻撃計画の情報を入手したニューヨーク市警が、今回のパレードの警備に、「反テロ連合チーム」(JTTF)の支援を要請、沿道では多くの警察を配置した。パレード行進中、サングラスをかけた複数の中国人が騒動を起こそうとした、警察がその中の1人を逮捕した。集会開始のごろ、周辺には小数の暴徒が集まったが、警察に退散させられた。

パレード中に警察が中国人男性を逮捕する現場(大紀元)

(記者・李梅、李健、翻訳・編集/叶子)
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