大紀元時報
アプリの脅威

人気アプリ「WeChat」ユーザの全データを中国当局に送信

2017年09月18日 17時35分
2017年6月、北京の青果市場にて、QRコードで決済する若い女性(Getty Images)
2017年6月、北京の青果市場にて、QRコードで決済する若い女性(Getty Images)

 北京の街中にある昔ながらの青果市場。若い女性は、量り売りの果物を必要な分だけ取ると、スマートフォンを取り出し、露店に掲げられたQRコードを読み込み、会計を済ませた。いわゆる「スマホ決済」は、ネット銀行の口座から直接引き落としとなり、中国ではクレジットカードよりも普及している。

 なかでも、中国で最も人気のある多機能アプリ「微信(WeChat)」は、6億6000万人の携帯利用人口でトップシェアを誇る。電子決算で公共費払い、市場やレストランの買い物、求人や住宅広告情報の入手、自動車・自転車のレンタルなど、生活に欠かせないツールとなりつつある。

 電子決済の人口が世界トップの国と、AFP通信は専門家の話として伝えている。背景には、ニセ札の横行で、紙幣に対する信用が低いためでもある。

 中国在住の日本人は「日本は現金主義だな。中国の手続きは震えるほど便利」などソーシャルサイトでつぶやく。電子社会に適応したアプリのメリットが、次々とネットで紹介されている。

  利便性ばかりが着目されているWeChat。しかし、中国は共産党独裁体制であり、ユーザの言動は厳しく検閲されており、アプリを通じて個人情報は中国当局に送信されていることに警鐘を鳴らす人は、多くはない。

世界で最も厳しく検閲されているアプリ

2015年、山西省で、QRコードを読み込み、求人情報を取得する男性(Getty Images)
関連キーワード
^