北朝鮮の元山・葛麻半島の巨大な新観光地帯で少なくとも170の建物が建設されていると推定される。写真は2015年平壌の街並み (Photo by Xiaolu Chu/Getty Images)
朝鮮半島

170以上のビル建設中 北朝鮮、日本海側の都市にリゾート地計画

北朝鮮建築政策の専門家であるカルビン・チュア氏は衛星画像を分析。リゾート予定地は他の居住地から隔離され、元山葛麻半島のほぼ全域で開発がみられる。また、施設への出入り口は現時点で非常に制限され、検閲所が設けられる可能性もあると述べた。

5月の朝鮮中央テレビの映像によると、大規模な建設プロジェクトに参加する北朝鮮の兵士たちは、作業エリアに隣接した仮設の宿泊施設に泊まり、徴用されているとみられる。

また、同4月の映像では、周辺コーナーにスタジアムにあるような背の高い照明器具を設置し、建設スピードを図っている。オーキャロル氏によると、「これは、主要な北朝鮮プロジェクトの特徴である24時間労働の可能性を示している」と述べた。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)は5月15日、現地の匿名の人物の話として、労働者が休憩していたバラックで火事が発生し、多くの死傷者が出たと報じた。また、労働者たちは3~4時間しか休むことを許されず、大なり小なりの事故が多発しているという。

「死亡事故を聞くたびに、住民たちは強制労働に対する不満を募らせている。しかも、完成するのは、彼らが立ち入ることのない外国人向けリゾート地だ」RFAに対して匿名の地元住民は語った。

元山葛麻観光地計画の公開期日はまだ公式発表されていない。NKニュースは3月、北朝鮮の複数の情報筋の話として、朝鮮戦争終結65周年である7月27日までに、新リゾートの完成を目標にしていると報じた。

(翻訳編集・齊潤)