韓国、ホルムズ海峡の有志連合参加に向け海軍部隊派遣へ=現地紙

2019/07/29
更新: 2019/07/29

[ソウル 29日 ロイター] – 韓国は、ホルムズ海峡での船舶の航行の安全確保を目指す米国主導の有志連合に加わるため、駆逐艦1隻を含む海軍の部隊を派遣する計画。韓国の経済紙「毎日経済新聞」が報じた。

米政府は同盟諸国に対し、有志連合への参加を呼び掛けている。

報道によると、韓国はソマリア沖で活動する海軍の海賊対策部隊、清海(チョンへ)をホルムズ海峡に派遣することを決めた。

ただ、韓国国防省は、中東地域で自国の船舶を護衛するための措置を模索しているが、決定はまだ下されていないと表明。同省の報道官は29日の定例会見で「ホルムズ海峡を航行する韓国の船舶を守る必要があることは明白だ。そのため、さまざまな可能性を検討している」と述べるにとどめた。

ポンペオ米国務長官は先週、米政府が韓国、日本、フランス、ドイツ、オーストラリアなどに有志連合の参加を求めたとブルームバーグテレビのインタビューで明らかにしている。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は前週、韓国を訪問した際、韓国の国防相を含む高官らと有志連合の問題について話し合った。ただ、報道官によると、会合で正式な要請はなかった。

清海部隊は2009年以降、ソマリア沖アデン湾でアフリカ諸国や米国、欧州連合(EU)と協力して船舶を海賊から守る活動を展開してきた。

Reuters
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