大紀元時報

米国、中共肺炎情報の入手にスパイ活用 中国政府の発表に疑念

2020年02月27日 12時00分
(GettyImages)
(GettyImages)

米国の国家安全保障当局は、中国で発生した中共ウイルス(新型コロナウイルス)に関する情報を入手するために、軍のスパイによる情報収集能力を活用している。匿名の元国家安全保障当局者が米メディアに語った。

米ヤフーニュースが伝えたこの情報筋の話によると、米当局者はスパイ部隊を動員して、中国政府の対応について情報収集している。

報道によると、中国政府は緊急事態に備える計画を立てている兆候があるという。その計画には、上層の指導者層が一時的に国外退去するか、地下施設に身を隠すといった筋書きが考えられる。

米国家安全保障当局は、中共肺炎(新型肺炎)が世界的に蔓延すれば、米国を含む世界の安全保障上の脅威となると懸念している。数年前、西アフリカでエボラ出血熱が流行した時、米国の安全保障当局は大規模にスパイを動員して感染病の情報を収集した。

米紙ニューヨーク・タイムズ2017年の報道によると、中国共産党は2010年以来、少なくとも米中央情報局(CIA)の協力者12人を殺害した。米スパイ網の崩壊で、米政府は中国で伝染病情報を収集するのが困難になった。

米国の安全保障の専門家は、中国公式情報の信ぴょう性は高くないと見ているという。米国防総省の元職員でシンクタンク・アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所のマイケル・ルービン氏は、共産党政権の隠ぺい体質と情報の信ぴょう性の低さは、過去の事例から分かっていると、米メディアのワシントン・イグザミナーへの寄稿文で述べた。

中国が発表した最初の感染者の感染時期や、実際の感染死亡の人数は、実態と合致しないとの見方がある。「中国政府が提供する情報をありのままに信じることは、証拠がないまま理論を展開することと同じように無責任なことだ」としている。

ルービン氏は、共産党政権の隠ぺい体質について、1979年のソ連時代に起きた炭そ菌漏えい事故を例に挙げた。同国中部のスベルドロフスクの軍事施設からのウイルス漏えい事故で、正確な被害者数は不明だが、ソ連当局は66人が死亡したという。米国は1000人超と推計している。

ソ連は当時、国連の「生物兵器禁止条約」に違反しているという事実を隠そうとして、すべての犠牲者の医療記録を消去した。ルービン氏は、ソ連の崩壊が人々に真実を知らしめたという。ロシア連邦体制になり、エリツィン大統領は、スベルドロフスクにおけるソ連国家保安委員会(KGB)の隠ぺいと、ソ連が生物兵器計画を維持していたことを認めた。

 

 

(翻訳編集・佐渡道世) 

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