大紀元時報

中共ウイルスの6つの特徴「ぶり返しや慢性化も」疫学専門家インタビュー

2020年03月23日 20時17分
独デュッセルドルフで、マスクをして歩く2人。参考写真(GettyImages)
独デュッセルドルフで、マスクをして歩く2人。参考写真(GettyImages)

北京の元感染症医師でヨーロッパでの疫学専門家である董宇紅博士は、3月16日、大紀元のインタビューに応じた。猛威を振るう中共ウイルス(武漢肺炎)について、大紀元は董氏の分析から6点のポイントをまとめた。

1.無症状の感染者は、自分の体内にウイルスがあることにも気付かない。

一般に感染症は、無症状の場合(潜伏期)は伝染しないとされていたが、今回の中共ウイルスは無症状のときから感染する。例えば、慢性疾患を抱える人のなかで、血液検査やスクリーニングを行ったときに偶発的に発見された感染者もいるが、たいてい、症状がないと気付かないという。

2.37日間と長い潜伏期間 隔離を難しくさせる

医学界は一般に、感染症の隔離期間を定義しますが、これは主にウイルスの潜伏期間によって決まる。ウイルス感染の一般的な潜伏期間は14日間で、世界中の多数の国は、この14日間の隔離期間を採用している。

しかし、著名な医学雑誌「ランセット」(The Lancet)が3月11日に発表した報告によると、中共ウイルスの潜伏期間の中央値は約20日であることがわかった。人によっては、37日間も存在しているという。このため、このウイルスは隔離期間を長くする必要があり、世界の公衆衛生政策に変化をもたらす可能性もある。

3.見極め切れないスクリーニング

中国の研究チームによると、このウイルスの核酸陽性検査(PCR)を使用してのスクリーニング(検出率)の感度は40~50%となっている。報告では、空港で発熱した人を検査した場合でも、陽性の検出率は50%と低いことが明らかになった。このため、見逃された感染者の割合は高いと考えられる。

4.感染経路の多様性

中共ウイルスの感染経路は複雑で多様になっている。当初は飛沫感染だと考えられていたが、現在は接触感染、部分的な空気感染の可能性も考えられている。たとえば公共施設のトイレや、流通する紙幣にも生存しているウイルスが付着していた場合、予防と制御は困難になる。

5.治癒後も体内のウイルスにより「ぶり返し」 慢性化する場合も

中共ウイルス肺炎の患者の細胞検査で、ウイルスは肺のみならず、神経系や免疫系も損傷させることがわかっている。また、症状がなくなり、ウイルス量が減り、PCR検査で陰性が出た後も、ウイルスが増加して病状が「ぶり返す」可能性がある 。

6.退院基準が定まらない

現在、中国本土では、肺炎患者の退院基準が緩く設定されており、一部は治癒せずに退院させる場合がある。たとえば、患者の胸部X線で見た肺の症状は改善を示したものの、PCRでは3回連続の陰性を示さなかった場合でも、退院させている。ほかにも、ウイルスの残存の可能性がある患者も、退院させている。この結果、退院後に自宅周辺の地域に感染を広げてしまう可能性がある。

董宇紅氏は、北京大学医学部を卒業後、北京大学付属第一病院で感染症医師として務めた。17年間の抗ウイルス研究と臨床経験を持つ。その後、世界3大製薬会社であるNovartis Pharmaceuticalsの研究開発部に勤務。現在は、スイスの生物科学技術企業SunRegen Healthcare AGで首席科学官を務めている。 

(翻訳編集・佐渡道世)

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