大紀元時報

「バイデン一家は中国に弱みを握られている」元ビジネスパートナーが語る

2020年10月30日 13時56分
2009年1月20日、ワシントンのホワイトハウスの前でバラク・オバマ大統領の就任パレードを観賞する、当時副大統領だったジョー・バイデン氏と息子のハンター・バイデン氏(Alex Wong/Getty Images)
2009年1月20日、ワシントンのホワイトハウスの前でバラク・オバマ大統領の就任パレードを観賞する、当時副大統領だったジョー・バイデン氏と息子のハンター・バイデン氏(Alex Wong/Getty Images)

ハンター・バイデン氏とジェームズ・バイデン氏の元ビジネスパートナー、トニー・ボブリンスキー氏は、10月27日に放送されたインタビューで、民主党の大統領候補ジョー・バイデン氏とバイデン一家は、中国共産党に関係のある人物や企業とのビジネス取引で、中国に弱みを握られていると主張した。

ボブリンスキー氏は、ある合併企業の最高経営責任者(CEO)を務めていた。この合併企業は、ハンター・バイデン氏、ジェームズ・バイデン氏、そして他の2人のパートナーと、中国共産党に関係のあるエネルギー複合企業、中国華信能源(CEFC チャイナ・エナジー)の創設者で億万長者の葉簡明氏との間で立ち上げられた。ボブリンスキー氏は、FOXニュースのタッカー・カールソン氏との長いインタビューの中で、彼の考えを語った。

ボブリンスキー氏、「ジョー・バイデン本人と2回面会」

ボブリンスキー氏はインタビューで、「ジョー・バイデン氏とバイデン一家は弱みを握られていると思う。私はQ-clearance(米エネルギー省のセキュリティ許可で、極秘データへアクセスできる)を持っていた。Q-clearanceを持っていると、弱みを握られた者の情報や、誰と話し、取引し、ビジネスを行うことができるかについて報告を受ける。これまでの経緯と事実を考えると、CEFCとの関係によってジョーが影響を受けることがないとは到底考えられない」と話した。

2020年10月22日、テネシー州ナッシュビルのホテルで、ハンター・バイデン氏の関係者だったと主張するトニー・ボブリンスキー氏が記者に話す (Mandel Ngan/AFP via Getty Images)

大紀元が入手した企業文書によると、ハンター・バイデン氏とジェームズ・バイデン氏(元副大統領の息子と弟)、ボブリンスキー氏、そして他のパートナー2人は2017年に、CEFCの創設者である葉簡明氏とデラウェア州で合併企業を設立した。

ロイターによると、CEFCは書類上は民間企業であるが、中国の戦略的石油備蓄の一部を保管するという珍しい契約を結んでおり、中国の政府系銀行から資金を調達し、中国共産党が所有するエネルギー企業から多くの元幹部を雇用している。同社はまた、他の中国の民間企業よりも多くの共産党委員会を社内に設置した。

ジョー・バイデン氏は息子のビジネス取引には関与していないと述べたが、ボブリンスキー氏はインタビューで、これに対して3度目の反論をした。ボブリンスキー氏はジョー・バイデン氏と2回直接会ったことについて語った。バイデン氏との面会は、ボブリンスキー氏がバイデン一家と葉氏の合併企業であるシノホーク(SinoHawk LLC)のCEOを務めていたことが唯一の理由だという。

ボブリンスキー氏は、メディアや当局に公開した同企業の記録や電子メール、携帯のメッセージの一部について、より詳細に説明した。同氏は、合併企業のパートナーの一人であるロブ・ウォーカー氏が2017年の携帯のメッセージで、ハンター・バイデン氏が言及した「私の会長(my chairman)」というのは彼の父親(ジョー・バイデン)だと明確にしたと指摘した。

2007年12月9日、アイオワ州ダビュークで、当時民主党の副大統領候補だったジョー・バイデン上院議員 (民主党、デラウェア州選出)が質問に答える様子を見るハンター・バイデン氏(Scott Olson/Getty Images)

ハンター・バイデン氏は、シノホークの支配権をめぐりボブリンスキー氏と対立していた際、このメッセージを送った。ボブリンスキー氏は、自分がCEOの座に就くことになれば、もっと会社の支配権を持つべきだと主張したが、ハンター・バイデン氏はこれを退けた。

ハンター・バイデン氏は2017年5月9日にこう書いている。「私たちは行き詰まり状態にあり、ジェームズの弁護士と私の会長も強く反対しているため、私たちは来週の火曜日にルーマニアで会うべきだと思う」

10日後、ロブ・ウォーカー氏はボブリンスキー氏に携帯のメッセージを送り、「私の会長」が誰なのか伝えた。

「彼が『私の会長』と言ったとき、それは父親のことを話していた」とウォーカー氏は2017年5月19日に書いた。

一連の携帯のメッセージは、ジョー・バイデン氏がシノホークの支配権拡大を求めるボブリンスキー氏の要求を個人的に拒否し、同ビジネスに直接関与したことを示唆している。

ジョー・バイデン氏の名前はボブリンスキー氏が公開した企業記録のいずれにも載っていない。しかしハンター・バイデン氏とパートナーらは、バイデンの姓を売りにして葉氏と取引していた。

2017年4月25日、パートナーらがCEFCのために準備したビジネス提案書 (pdf) には、ジョー・バイデン氏とコロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領が一緒に写っている写真が掲載されている。提案書はジョー・バイデン氏とサントス大統領との関係を「オバマ政権全体を通じて強力なものである」として売り込んでいる。

提案書やその後の葉氏に宛てた手紙では、ハンター・バイデン氏の「家族と友人」「私と家族」などの言葉が複数回、出現した。

ボブリンスキー氏は当時、ジョー・バイデン氏がのちに大統領選に出馬した場合、葉氏やCEFCとビジネスを行うことで問題が生じる可能性についても言及していた。ボブリンスキー氏によると、ジェームズ・バイデン氏はこれに対して「もっともらしい否認(plausible deniability、ある出来事に対してほとんど明らかと言っていいほど関与を疑われている人物が、その明白な物的証拠が存在しないために、それを否認すること)」と答えた。

ボブリンスキー氏、愛国心から全てを公開した

ボブリンスキー氏は先週、バイデン一家とのビジネスについて公にメディアに声明を発表し、世間の注目を集めた。ニューヨーク・ポストがいくつかの記事を掲載した直後、民主党関係者らは、これらの報道をロシアの誤報作戦だとした。これを受けて、彼は公に出ることを決めた。

彼のこの行動に対して、元ビジネスパートナーのロブ・ウォーカー氏は電話で、「トニー、おまえは俺たち全員を葬ることになるんだぞ」と言った。この発言を記録した録音はボブリンスキー氏が公開した。

「私にはこの国とすべてのアメリカ国民に対する愛国心からなる責任があります。公の場で事実を明らかにし、彼らに自分で判断させ、この事実をどのように見るかを彼らに委ねるのです」

ボブリンスキー氏が議会に提出した1800ページ近くの電子メールと600通以上の携帯のメッセージを調査した結果、ボブリンスキー氏が法律に基づいてシノホークを運営すると主張したことで、ハンター・バイデン氏はパートナーらを切り捨て、別のルートで葉氏から500万ドル近くを受け取った可能性があることが分かった。

上海を拠点とするCEFCは、2018年に中国政府の腐敗一掃キャンペーンの標的になるまでは、中国最大の民間石油会社だった。同社はロシア、東欧、アフリカの一部で数十億ドル規模の事業を手がけていた。創設者で会長の葉簡明氏は、中国共産党の上層部と親密な関係にあった。  

葉氏は「経済犯罪」の容疑で中国政府の捜査を受けて拘禁された後、2018年初頭から行方不明となっている。中国の財新メディアによると、CEFCは2019年3月から国有企業が管理することになり、2020年初めに破産を申請したという。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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