中国海軍測量艦、種子島南の日本領海に侵入

2022/09/15
更新: 2022/09/15

防衛省は15日、中国海軍シュパン級測量艦1隻が同日午前7時20分頃に屋久島(鹿児島県)南の日本領海に侵入したと発表した。

この測量艦は午前3時半ごろ、種子島南南東の日本の接続水域を西進し、屋久島南を航行したのち、午前10時52分頃、口永良部島西の日本領海から出域した。

海上自衛隊第4護衛隊所属「いなづま」(呉)と第1航空群所属「P-1」(鹿屋)が情報収集・警戒監視を行ったという。

種子島に程なく近い馬毛島では、艦載機の離発着訓練が可能な施設を整備している。

南西諸島では、恒常的に中国海軍艦艇が接近する。14日にもミサイル駆逐艦2隻が宮古島(沖縄県)と沖縄本島の間を進み航行した。これらの艦艇は、12日に奄美大島(鹿児島県)と横当島(同)との間を進んだものと同一という。海上自衛隊の護衛艦「ふゆづき」と「ゆうぎり」が情報収集と警戒監視を行った。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。
関連特集: 日本の防衛