中国ゼロコロナデモ参加の女性たち、4か月ぶり釈放 いまなお多数拘束か

2023/04/24
更新: 2023/04/24

昨年末に中国各地で起きたゼロコロナを抗議する「白紙運動」の参加者で当局に拘束されていた女性4人が最近釈放された。米ウォール・ストリート・ジャーナル20日付が報じた。

4人は出版社勤務の編集者である曹芷馨さん、ジャーナリストの李思琪さん、会計士の李元婧さん、教員の翟登蕊さんだ。

発信力のある4人の拘束について、複数の国際人権団体が名前を挙げて即時釈放を求めていた。国際的な抗議の声を受けて早期釈放が実現したとみられる。

白紙デモをめぐっては逮捕者は100人以上と推計する団体もある。いっぽう、警察当局が家族を脅して口止めしているとの情報もあり、実際の被拘束者の数は把握できない状態だ。

昨年末、曹芷馨さんは共にデモに参加した友人らが次々と姿を消していくなか、自身の拘束を予感して「消されるのはイヤ」「助けて」と語る自撮り動画を友人に託して以降、連絡が途絶えた。

曹さんの恋人によると、釈放後の彼女は「少し痩せたように見えたが、元気だ」という。曹さんは2月中旬、勤務先出版社に解雇されたと友人が米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に明かしている。

「消された」抗議者たちは今

中国当局は昨年来、ゼロコロナ政策に白紙を掲げ抗議する「白紙デモ」や制度改革に抗議する「白髪運動」など中国各地で抗議の意を示した市民に対して、静かに報復的措置を始めている。

当時、警察はほとんどの参加者を逮捕せず監視にとどめていたが、この頃デモ参加者を連行したり取り調べを行ったりしている。

抗議者の家族への嫌がらせも起きている。英BBCによれば、当局は家族に「仕事も年金も失うことになる」と圧力を加えた。家族に限らず、支援を試みる弁護士や友人への脅迫や嫌がらもあるという。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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