[21日 ロイター] – トランプ前米大統領は米議会の共和党議員に対し、政府機関を閉鎖し自身に対する検察側の訴追を妨害するよう求めた。ただ資金が打ち切られたとしても捜査に歯止めがかかる可能性は低いという。
米国では、今月30日真夜中までに議会がつなぎ予算案を可決できず、新会計年度が始まる10月1日から政府機関が一部閉鎖に陥るリスクが高まっている。
トランプ氏は20日遅く、自身が立ち上げたソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、議会共和党はバイデン大統領の「武器化された政府」の資金を断ち切る必要があると指摘。これが自身に対する「政治的な訴追の資金を打ち切る最後のチャンスだ」とした。
米司法省は以前、「恒久的かつ無期限の予算」の対象となっている活動は資金が打ち切られても継続されると発表している。
トランプ氏とその側近を起訴している特別検察官のオフィスは正式なコメントを発表していないものの、資金に関する最新の発表によれば「独立検察官のための恒久的かつ無期限の予算」でカバーされているという。
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