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4月22日、浙江省金華市の蘇孟小学校前で、児童の下校時間を狙って暴走車がスピードを出したまま、児童や保護者を無差別に轢く事件が起きた。
事故発生直後から当局は徹底した情報封鎖を敷き、現地メディアによる報道もSNSへの投稿もことごとく削除され、被害者遺族に対しても口封じが行われていることがわかった。
エポックタイムズに寄せられた事件関係者の証言によれば、死亡者は6人で負傷者数は不明だという。被害者遺族は被害者の遺体の撮影を禁止され、補償は「人道的配慮」として20万元(約400万円)が支払われると言う。
(現場の様子 ※モザイク入り)
情報筋によれば、加害者はあえて下校時間帯を狙って意図的に車を突入させた。しかし、警察から加害者の詳細情報は明かされず、遺族に対して「加害者は精神病患者」と説明されている。事件後、被害者家族も学校関係者も、当局から沈黙を強いられたという。
事件の動機は今も闇の中だが、SNSでは「社会への報復」とする見方が圧倒的だ。
中国では近年、経済の悪化や格差の拡大、不透明な司法制度などが市民の不満と絶望を増幅させ、罪なき他者への無差別な攻撃という「社会報復」の連鎖を引き起こしている。狂気の裏には、声を上げる自由も救済も奪われた社会の深い病巣が横たわっているのだ。
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