赤沢経済再生相は日本時間2日午前、アメリカとの2回目となる関税協議後に記者会見し、「両国間の貿易拡大、非関税措置、経済安全保障面の協力など具体的な議論を進めた」と語った。また、記者団に対し来月の首脳間の合意も視野に米側との交渉を急ぐ考えを示した。
ワシントンを訪れている赤沢亮正経済再生担当大臣は、アメリカの財務省でベッセント財務長官らと2回目の日米交渉を2時間行った。赤沢大臣は、米側の一連の関税措置は極めて遺憾だとして見直しを求めたほか、両国間の貿易拡大や、非関税措置、経済安全保障面での協力をめぐり議論を行った。
また赤沢大臣はすでに発動した自動車や、今後発動予定の自動車部品を含め、関税措置の見直しを求めたと説明した。
今回の日米交渉は、トランプ大統領も参加した1回目の交渉から2週間ぶりの交渉となり、閣僚間でのみ行われた。
交渉の進捗について赤沢大臣は「交渉は全部合意して初めて合意が成り立つ」と述べ「国益はしっかり守りながらゆっくり急ぐ」と発言するにとどめた。
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