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トランプ「留学生の割合に上限を」 中共との交渉は非常に困難と率直に語る

2025/05/30
更新: 2025/05/30

最近トランプ大統領は、ウクライナに攻撃を続けるロシアのプーチン大統領に対し、しばしば不満を表明した。28日トランプ氏は、2週間以内にプーチンが本当に停戦を望んでいるのかを明らかにすると述べた。また初めてハーバード大学の留学生比率を約31%から15%に引き下げるべきだと提案した。

トランプ米大統領は「2週間以内に、私たちはロシアの意図についての答えをすぐに知ることになるだろう。彼(プーチン)が私たちを利用しているかどうかが明らかになる」と述べ、最近のロシア・ウクライナ間の多くの死傷者について非常に心を痛めていると語った。

「これはトランプの戦争ではない。私がここに(停戦の仲介に)来たのは、ただ一つの目的のためだ。それは、この戦争を終わらせられるかどうかを確かめ、毎週5千人の命を救い、同時に莫大な資金を節約するためだ」

トランプ氏は、3年以上続くロシア・ウクライナ戦争がアメリカに数千億ドルの損失をもたらしていると指摘した。トランプ氏は「私は(ロシアとウクライナの)双方に合意を促すことに近づいていると思う」と述べている。

一方でトランプ氏は、アメリカがイランに核兵器計画の放棄を促し、イスラエルと対立するハマスやヒズボラへの資金提供を停止させることで、着実に事態が進展していると強調した。

「我々はすでに多くの進展を遂げているが、まだ様子を見ている。ご存知の通り、彼らは合意の最終条項に同意しなければならない」

トランプ氏は、先週イスラエルのネタニヤフ首相と電話で話した際、イスラエル軍が今は過激な行動を取るべきではないと伝えたと記者に明かしている。

その他、トランプ氏は中国について2度言及した。1回目は、記者がトランプ氏が対中関税を引き下げることに同意したのは弱腰だと指摘したときだった。

「君はこれを弱腰と呼ぶのか! 私たちはすでに14兆ドルの投資を勝ち取った。バイデン政権の4年間ではほとんど投資がなかった。バイデンが退任する時この国は滅びかけていたが、今では我々が世界で最も投資を引き付けている国だ」

トランプ氏は、中国などへの関税引き下げは交渉のためだと説明した。

「フェンタニルやその他の問題で、懲罰的関税が積み重なってきた。私は、チームに『対中関税はどれくらいか』と尋ねた。すると、すでに145%に達していると言われた。私は『わあ、高いな、本当に高い』と言った。彼らはアメリカで何のビジネスもできない」

トランプ氏は、中国共産党(中共)にアメリカ企業へ中国全土の市場を開放するよう要求したと述べた。

また「私は本当に中国に大きな助けを与えたと思う。なぜなら、彼らは大きな困難に直面しているからだ」と述べている。

その後、記者がTikTokの問題について質問を投げかけた。トランプ氏は、TikTokが選挙期間中に若者の37%の票を獲得するのに貢献したため、同アプリを支援したいと再度強調した。

「このTikTokの取引を円滑に進めるには、中共の承認が必要かもしれない。ただ、中共との交渉は決して容易ではない」

留学生問題についての記者の質問に対し、トランプ氏は、連邦政府がハーバード大学に多額の資金を提供しているのは、学生に専門知識を教えるためで、今やハーバード大学では基礎的な算数まで教えていると指摘した。

特に、ハーバード大学の外国人学生は全体の31%を占め、その多くが過激主義が蔓延する地域から来ているため、政府はアメリカの利益を損なう者が学生の中に紛れ込まないようにする必要があると強調した。

さらに、トランプ氏はアメリカ人学生がアイビーリーグ校(8つの名門私立大学)に憧れていることを考慮し、外国人学生に上限を設けることを提案している。

トランプ氏は「私は大学に上限を設けるべきだと思う。それは15%前後で、31%ではない」と述べた。

またトランプ氏は、ハーバード大学がうまく運営されることを望んでいるが、残念ながら同大学は本来の道から逸れていると指摘した。また、かつて反ユダヤ主義を支持していたコロンビア大学が正しい道に戻ったことにも言及した。

「私はハーバード大学がうまく運営され、再び偉大になることを望んでいる」

さらに、トランプ氏は「大きく、美しい法案」がアメリカ国民に最大規模の減税をもたらすと述べた。