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中国 「夢の国」でまた…

「子どもの映り込み」が引き金で上海ディズニーで大人たちが大乱闘【動画あり】

2025/06/03
更新: 2025/06/03

端午節(たんごせつ)の連休中、多くの家族連れで賑わう上海ディズニーリゾートで、思わぬ「大人の乱闘騒ぎ」が起きた。

カップルの写真撮影中に、小さな女の子が映りこんだことを発端に、カップルと女の子の家族が激しく口論。やがて殴り合いにまで発展し、園内は一時騒然となった。

5月31日、事件が起きた。目撃者によると、カップルが撮影をしていた際、近くにいた少女がたまたま写り込んだことで、カップルが暴言を吐いたという。それに対し、少女の両親が強く反発。言い争いはやがてエスカレートし、両者は園内で取っ組み合いを始めた。

SNS上に投稿された動画には、成人女性が少女の頭部に拳を振るう場面も映し出されており、多くの観光客が衝撃を受けた様子が記録された。

警察の発表によれば、双方の大人に軽いけがが見られたが、少女に怪我はなかったという。翌日の6月1日、騒動は、ちょうど中国の「子供の日」に報道され、大きな波紋を呼んだ。

ネット上では「子どもが可哀想」「楽しさを壊すのはいつも大人の怒り」「人混みで写真に他人が入るのは当たり前」といった批判が殺到した。

 

(当時の様子)

 

なお、上海ディズニーでは、過去にも類似のトラブルが発生し、2023年には遊具待ちの列で、来園者同士が殴り合い、2020年には、親子連れの母親同士が、順番をめぐって乱闘騒ぎを起こした。

今回の騒動だけでなく、過去にも同様のトラブルが繰り返されていることから、ネット上では「またか」と呆れる声とともに、「せっかくの思い出を怒りで壊してどうする」「混雑する場だからこそ譲り合いが必要」といった冷静な意見も目立った。

結局、どこの国であっても、人が集まる場所には必ず摩擦は生まれる。しかし、そこで大切なのは、その瞬間に何を選ぶか──感情か、譲る心か。その選択が、子どもたちに見せる“本当の教育”になるのではないだろうか。

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!