7月3日、中国南西部のチベット高原で完全な円形の虹が観測され、大きな反響を呼んでいる。撮影したのはSNSで活動する写真インフルエンサー「源Dream」氏。
雨上がりの空に浮かんだ幻想的な虹の動画は、わずか1日で再生回数100万回を超え、160万件の「いいね」さらに100万件以上のシェアが寄せられた。
虹の下には緑の草原と蛇行する川が広がり、まるで絵画のような光景に人々は魅了された。「虹って丸いんだ!」「きっと良いことが起きる」など、ネット上には感嘆とともに幸運の兆しを期待する声が続出。
一方で、中国の古典文献では虹はしばしば不吉の象徴とされてきた。古代では虹は「雨を吸う虫」と表現され、自然現象を社会の変動と結びつける見方が存在していたという。
幸運の象徴とされる虹も、時代や文化によってさまざまに受け止められてきた。そうした多様な見方に触れることで、自然と人との関わりの深さにあらためて気づかされる。
(2025年7月3日、中国・チベット高原でで撮影された「完全な円形の虹」)
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