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トランプ大統領 中朝露の反米結託を警告 ロシア追加制裁も示唆

2025/09/05
更新: 2025/09/05

トランプ大統領は、中国・北朝鮮・ロシアが反米で結託していると警告し、ロシアへの追加制裁を示唆した。また米下院議長は、プーチン大統領と習近平党首が臓器移植について語り合う様子に言及し、深刻な人権問題として非難している。

9月3日、トランプ大統領は、ポーランドが長年、米軍の大規模な駐留を望んできたと述べ、アメリカとポーランドは安全保障上の立場で一致していると語った。また、中国共産党による軍事パレードに関連して、トランプ大統領は前日に自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、中国・北朝鮮・ロシアが反米で結託していると発信したうえで、中国のほうがアメリカを必要としており、その依存度はアメリカが中国を必要とする度合いよりはるかに大きいとの認識を示した。

トランプ大統領はさらに次のように述べた。
「私は、アメリカが中国の自由化を助けてきたことについて、これまで正当に評価されたと考えたことはない。おそらくそれは単なる偽りの演出だったのだろう。私は本当に驚いている。我々は中国を支援するために非常に多くのことをしてきたのだ」

3日早朝、トランプ大統領はホワイトハウス南ポーチでポーランドのカロル・ナヴロツキ大統領を出迎えた。両首脳は肩を叩き合いながら笑顔で親しく言葉を交わし、その後、4機のF-35戦闘機がホワイトハウス上空を飛行し、続いて4機のF-16戦闘機が編隊を組んで飛び、壮観な光景が広がった。

米下院議長が非難

一方、3日に行われた中国共産党の軍事パレードでは、CCTVの生中継映像で衝撃的な場面が流れた。ロシアのプーチン大統領と中国共産党党首の習近平が、「臓器移植」や「不老不死」について語り合う様子が音声に拾われ、世界的な注目を集めた。

米下院のマイク・ジョンソン議長は3日、新唐人テレビの米連邦議会担当記者メリーナ・ワイスカップ氏の質問に答え、次のように述べた。
「中国で行われている臓器移植に関しては、本人の意思に反して臓器が摘出されているという恐ろしい話を数多く聞いている。それ自体が極めて深刻な問題だ。そして今回、両首脳がその件について語り、偶然マイクで拾われたという事実は、私自身も初めて目にする事態であり、大きな意味を持つ出来事だ。これは彼らの世界観が我々の道徳観と根本的に対立していることを示しており、むしろ邪悪と呼ぶべきものだ」

ジョンソン議長はさらに、中国共産党の最高指導者が自らこの話題に触れたこと自体、深刻に受け止めるべきだと警告した。

ロシア・ウクライナ情勢に関連して、トランプ大統領は今後ロシアに対し「第二段階、第三段階の制裁措置」を発動する可能性を示唆した。

大統領はこう強調した。
「その結果、ロシアは何千億ドルもの代償を払ってきた。それを無策と言えるのか? しかも私はまだ第二段階も第三段階も実行していない」

さらにトランプ大統領は、近くプーチン大統領と電話会談を行い、アメリカとして今後の対応方針を決定する考えを示した。