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トランプ氏 米軍高級幹部会議に出席へ

2025/09/29
更新: 2025/09/29

トランプ米大統領は、国防長官ヘグセス氏が召集する米軍高級幹部の大規模会議へ出席予定。米国防総省を「戦争省」へ改称する行政命令にも署名し、世界中の指導層が一堂に会して今後の軍事政策を議論する。

トランプ氏は9月28日に、国防長官のヘグセス氏が主催するバージニア州での大規模な会合に出席する予定であると述べた。

この会議は9月30日、バージニア州クアンティコの米海兵隊基地で行われる予定であり、世界中に駐在する数百人の米軍高級将校が一堂に会し、対面で議論を行う見通しである。通常、この規模の会議はテレビ会議で実施されるため、大規模な対面形式の開催は極めて異例である。

トランプ氏は28日、米NBCニュースの電話インタビューで「これは非常に楽しい会議にすぎない。我々が軍事分野で達成した成果や、現在の良好な状況、そして多くの素晴らしく前向きな事柄について語り合うものだ」と述べた。

また同氏は「素晴らしい人々が多数参加する。ただ“チームスピリット”に尽きるのだ。チームスピリットという言葉を知っているか?」と続け、さらに「我々が何をしているのか、彼らが何をしているのか、そして今何を進めているのかを語り合うだけだ」と説明した。

さらに28日、ロイター通信の取材に対し「私はこれらの将軍たちに“我々は彼らを敬愛している。彼らは貴重なリーダーであり、強さ、たくましさ、賢さ、そして思いやりを持ち続けてほしい”と伝えたい」と語った。

米軍は世界各地に部隊を展開しており、韓国、日本、中東などにも駐留している。これらの部隊の指揮官は二つ星、三つ星、四つ星の将官で構成されている。

今月初め、トランプ氏は大統領令に署名し、米国防総省の名称を「戦争省」に変更した。これは第一次世界大戦および第二次世界大戦時代の名称に戻すものであり、米国防総省(ペンタゴン)が紛争抑止の役割を担うことを強調する狙いがある。前回の改称は1947年に制定された「国家安全保障法(National Security Act)」に基づき、米議会の上下両院の承認を得て行われ、同時に国防長官という新職も創設された。

関係者によれば、この大規模な会合はクアンティコの海兵隊大学(Marine Corps University)で開催される予定である。

世界各地に駐在する米軍高級幹部が一堂に集うのは極めて珍しいことであり、トランプ政権下で進行中の軍組織の大規模改革を背景に、この会議への関心が一層高まっている。

李馨