高市早苗自民党総裁は、2025年秋季例大祭における靖国神社参拝を見送る方針を固めた。複数のメディアが報じた。
先日4日の記者会見や公開討論などで、高市総裁は靖国神社参拝に対する持論として、「靖国参拝は絶対に外交問題にされるべきことではない」と明言してきた。また、「靖国神社は戦没者慰霊の中心的な施設であり、平和の社だ」という認識を繰り返し述べており、「慰霊の在り方は各国ごとに尊重されるべき」など、外交問題化自体が適切でないとの立場を強調している。また「どのように慰霊・平和を祈るかは適時適切に判断したい」と発言。
「絶対にこれは外交問題にされるべきことではない」「国のために命を捧げた方々の慰霊は、その国民自身の心からの行いであり、外交問題に発展してはならない」と強調。「お互いに祖国のため殉じた方に敬意を表せる世界を望む」とも語っている。
今回の参拝見送りは、近隣国との外交的配慮が理由とされる一方、高市氏自身は靖国神社を「戦死者を悼み平和を祈る場」と定義し、「参拝が外交問題化すること自体が不適切」との明確な立場を崩していない。
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