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イスラエル・ハマスが停戦協定に合意 バイデン氏、クリントン氏らがトランプ大統領を称賛

2025/10/14
更新: 2025/10/14

イスラエルとハマスが停戦協定に合意し、全ての人質の生存者が解放されたことを受け、バイデン、クリントン前大統領、上院少数党院内総務シューマー氏をはじめとする民主党関係者が、トランプ大統領とそのチームの外交的成果を異例の形で公然と称賛した。

和平合意の初段階において、ハマスは10月13日に20人の人質を解放し、その交換条件として、イスラエルで服役または拘留中の約2千人のパレスチナ人が同日に釈放されることとなった。

(バイデン) トランプチームを称賛し、持続的な平和を希望

バイデン前大統領はソーシャルメディア「X」に投稿した長文で、次のように述べた。
「この日がついに訪れたことに、深い安堵と感謝を覚える。最後の20人の人質は想像を絶する苦難を経て、ようやく家族や愛する人と再会できた。ガザの民間人も計り知れぬ損失を受けたが、ようやく生活を再建する機会を得た」

さらにバイデン前大統領は、「この合意に至る道のりは決して容易ではなかった。私の政権も、人質の帰還、パレスチナ民間人への支援、戦争終結のために粘り強く努力した。今回の新たな停戦協定を成立させたトランプ大統領とそのチームの努力を称賛する。アメリカと国際社会の支援のもと、中東は平和への道を歩み始めている。この道が持続し、イスラエル人とパレスチナ人双方に平等な平和、尊厳、安全をもたらすことを願う」と述べた。

(クリントン) トランプ氏と各調停者は高く評価されるべき

クリントン元大統領も声明を発し、この協定が地域に切実に必要とされている支援と平和をもたらすものであると指摘した。

クリントン氏は、「2023年10月7日にイスラエルが受けたテロ攻撃とそれに続く衝突は、耐え難い人的被害をもたらした。この出来事は目を背けたくなるほどの悲劇であり、理性ではほとんど説明できない」と述べた上で、「停戦が発効し、20人の人質が解放され、緊急の人道支援がガザに入り始めたことを嬉しく思う。トランプ大統領とその政権、カタールおよび他地域の関係者は、全ての当事者が合意に至るまで関与を続け、尽力した。その努力は高く評価されるべきである」と語った。

(シューマー)人質解放に安堵し トランプの努力を称賛

シューマー上院民主党院内総務も声明でトランプ政権の努力に謝意を示した。NewsNationとのインタビューでシューマー氏は、「今日は素晴らしい一日である。ついにハマスによる拘束から最後の人質が帰国した。これは大きな安堵であり、深い解放感を伴う」と述べ、「不屈の思いで奔走した人質の家族、トランプ大統領、その政権、そしてこの成果を実現させたすべての人々の努力を称える」と加えた。

(サリバン)困難な業務を成し遂げたトランプ氏は称賛されるべき

バイデン政権の国家安全保障担当補佐官ジェイク・サリバン氏はCNNのインタビューで、トランプ大統領の貢献を明確に評価した。トランプ氏が称賛されるべきかとの問いに対し、サリバン氏は「もちろん称賛されるべきである。トランプ大統領、スティーブ・ウィトコフ氏、ジャレッド・クシュナー氏、マルコ・ルビオ氏も称える。これは非常に困難な交渉であった」と答えた。

オバマ元大統領と下院民主党院内総務ハキーム・ジェフリーズ氏も停戦を歓迎する意向を示したが、公の声明ではトランプ大統領の貢献には触れなかった。

民主党上層部からの称賛を受け、トランプ大統領は記者団に対し、クリントン氏の投稿は「悪くない」と述べ、過去に良好な関係だったと振り返った。

「彼は以前、私の友人であり、私の結婚式にも出席してくれた」と語った。

陳霆