米メディアCBS上層部がイラン人の祝賀映像を禁じるも記者が反論

2026/03/03
更新: 2026/03/03

アメリカとイスラエルがイランに対して大規模な軍事攻撃を行い、イランの最高指導者ハメネイ師の死亡が確認された。このニュースが伝わると、多くのイラン市民が通りに繰り出し、歓喜の声を上げた。一方で、アメリカ国内の反トランプ陣営からは、今回のトランプ氏の行動を批判する声も上がっている。そんな中、ある生中継の映像が突如としてトレンドに浮上した。

2日、アメリカの著名な時事評論家チャド・プレイザー(Chad Prather)氏が、あるテレビ中継の動画を共有した。映像には、リベラル寄りで民主党支持とされるメディア「CBS」のテキサス系列局が、テキサス州議会議事堂前から現場報告を行う様子が映っている。現場では、トランプ支持者とイラン人コミュニティが集まって祝杯を挙げる一方で、反対派が抗議の声を上げ、対峙していた。

中継が始まると、記者は支持者たちの集会側に立ってレポートを開始した。カメラの後ろからは、「ありがとうトランプ!」と叫ぶ群衆の声が絶えず聞こえ、星条旗を振る者や、イランの国旗を掲げる者の姿もあった。

その時、画面の外から突然一台のスマートフォンが差し出された。記者は画面を覗き込み、明らかに困惑した表情を浮かべると、隣の同僚に「これはどういう意味だ? 彼らは何をさせたいんだ?」と問いかけた。

同僚は小声で、「局の上層部は、こうした祝賀の映像に焦点を当てたくないと考えている」と伝えた。

これを聞いた記者は眉をひそめ、明らかに不満げな表情で「分かった」と口にした。しかし数秒後、彼はカメラに向かってこう言い放った。

「だが、私は(このまま)やる」

そして、そのままトランプ支持派の集会の傍らでレポートを続行したのである。

この場面が切り取られると、瞬く間にネット上で拡散され、大きな議論を呼んだ。多くのネットユーザーが、現場の事実を貫こうとする記者の姿勢を支持し、称賛の声を送っている。

この記者の名はヴィニー・マルトラノ(Vinny Martorano)氏という。生中継の中で上層部の指示(視点の切り替え)に従わなかった姿が注目を集めたが、実際のレポートにおいて、マルトラノ氏は一方的に集会を称賛したわけではない。彼はテキサス市民の間で意見が分かれている現状を、中立的な立場で伝えていた。

彼は次のように述べている。

「私の後ろにいるグループのように、トランプ氏と米政府が公約を果たしイランを攻撃したことに感謝している人々もいる。一方で、この街には中東にはさらなる平和が必要だと考える人々もいる。今回の空爆は、実にあらゆる異なる声を引き起こしている」。

林清