住宅ローンやクレジットカードの支払いができなくなる人が増えている。工商銀行や建設銀行など主要銀行の決算によると、返済の遅れや貸し倒れは各行で増加し、2025年は回収が難しくなった個人向けローンの処理額が前年比で85%増えた。住宅ローンやカードの利用額も減り、個人向けの貸し出しは縮小している。
背景にあるのは、不動産市場の冷え込みだ。家が売れにくくなり、価格も下がる中で、住宅ローンの負担だけが残る人が増えている。さらに景気の停滞で収入が伸びず、毎月の支払いが重く感じられる人も増えている。
その結果、銀行に返済できなくなるケースが目立ってきた。住宅ローンだけでなく、カードの支払いや生活のための借り入れでも同じ傾向が広がっている。
銀行側も余裕はない。これまでは時間をかけて回収していたが、最近は早い段階で見切りをつけ、回収が難しいローンをまとめて外部に売る動きが増えている。
しかも、その売却価格は大きく下がっている。たとえば本来100万円あるはずの貸し付けでも、数万円ほどの値段で売られるケースもある。銀行としては、全額回収をあきらめ、少しでも取り戻すために処理を急いでいる形だ。
この動きは2026年に入ってさらに強まっている。短期間に多くの案件が市場に出され、銀行が一斉にリスクを減らそうとしている様子がうかがえる。
専門家は、中国の銀行は今、利益が出にくく、貸したお金も回収しにくい状況にあるうえ、地方の銀行や自治体の資金繰りの問題も重なっていると指摘する。
今、中国では、家が売れず、収入も伸びず、住宅ローンやカードの支払いを返せない人が増えている。
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