4月30日午後、神韻新紀元芸術団は西宮市の兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで最終公演となる4回目の公演を行い、幕を閉じた。中国伝統文化の美と、豊かな歴史・文化的背景を持つ西宮との調和は多くの主流・芸術関係者を惹きつけた。
当日は満席となり、終演後も拍手が鳴り止まず、神韻のアーティストたちは3度にわたりカーテンコールに応えた。観客の熱気が冷めやまぬまま、公演は感動のうちに幕を閉じた。
箏奏者「神韻を観るたびに、自分もお稽古しなければと思う」

毎年、神韻が来るたびに観に来るという横出春音さんは箏・三味線奏者をしている。
記者の取材に応じた横出さんは、「神韻を観ると自分の甘さが身に沁みる。自分に拍車をかけるために来ているが、芸の真髄を見せつけられた思いだ。私も原点に立ち返り、精進し直したい」と、公演から受けた強い刺激を語った。
横出氏は箏の名家に生まれ、生田流真玄社の宗師として国内外のステージで活躍。現在は次世代の育成に注力し、演奏技術と礼儀を指導している。
「あれだけの数の演目を、あれだけの人数で演じて、隊列が一切乱れない。お稽古、練習の訓練の賜物で、生半可な練習ではできない。だから神韻を観るたびに、自分もお稽古しなければと思う」
「おそらく世界最高峰の部類に入るのではないか。あれだけのことができるのだから。だからこそ、観客も毎年これほど多く足を運ぶのだし、何度来ても観たいと思うのだろう」
「誰もが初めは、入場料が高額だと思うかもしれない。連れの彼もそうだったが、実際に鑑賞すれば、その価値を必ず納得するはずだ。テレビやDVDを何度観ても得られない、肌で感じる圧倒的な感激がここにある。やはり五感に直接響くものがあるのだ」 。同行した男性も、「本当に良かった。良いものは、やはり良い」と深く頷き、公演のクオリティに心から同意した。
横出さんは神韻交響楽団の演奏についても高く評価し、「舞踊を引き立てる音楽として非常に出色。動きに合わせて作られた音楽ではなく、舞踊もただ音楽に乗っているのではなく、より高次元の一体感がある」と語った。
「あれだけの人数がいる中で、音楽が少しでもずれれば楽団全体が乱れてしまう。皆が指揮者の指示に従って動いている」
神韻のデジタル背景幕についても「初めて観たときは、どうやっているのかわからなかったぐらいで驚いた。あのようなCGの使い方は日本の舞台では見たことがない」と絶賛し、次回の来日公演も心待ちにしていると語った。
神韻が8つの団を同時に巡回させていることを知ると「すごい!(芸術総監督の)統率力が並外れている」と感嘆した。
「皆が信頼を持って取り組んでいる。それが素晴らしいと思う。心に思うことがあっても、最終的には信じているから従う。芸術総監督を信頼することが最も大切なことなのだろう」と述べた。
伝統文化の継承についても横出さんは、「伝統文化というものは骨の髄まで染み込んだものであり、絶対に変えてはならないものだと思う。親孝行すること、裏切らないこと、人に優しくすること。これらは古来より定められた道理だ」と述べ「何千年と続く中国伝統文化からすれば、私などほんの入り口にも及ばないが、それでも生きている間は少しでも前へ進み続けたい」と述べた。
内科医「素晴らしい 最後は泣きそうになった」

内科医の古川真由美さんは家族とともに初めて神韻を観覧し「本当に素晴らしく、最後のシーンは涙が出そうになった」と語った。
最も印象に残った演目として、「冒頭の仏様が降臨する場面や、最後に仏様が現れる場面はとても興味深かった。ああいった表現は日本ではあまり見られない」と述べた。
公演に描かれた中国伝統文化は、書籍や映像作品を通じて培ってきた知識と合致していたと語り「共産党の残酷な一面も本で読んだことがあるが、日本ではあまりみられないイメージだ」と述べた。
芸術を通じて正しい中国文化を伝える神韻の取り組みを「非常にいいことだ。中国の文化は正しく伝わっていないところがたくさんある。正しく伝えるためにもこういう活動は続けてほしい」と述べた。
「もう少し若かったら、私も中国舞踊を習いたかった」という古川さんは芸術表現について「動きも滑らかで、その感情的な表現もすごく上手」と称賛した。男性舞踊については「華やかさの中にユーモアがあり、表現が巧み」と述べた。
舞台効果では「デジタル背景幕と色彩の使い方が非常に優れていた」と語り、生の楽団演奏も「日本では珍しい楽器を聴け、二胡など非常に心に響いた」と絶賛した。
古川さんは「とても素晴らしい公演だった。これからも続けて、より多くの人に観てもらえることを願っている」と語った。
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