5月16日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で、航空便の料金不足で無賃搭乗を試みた中国人女性観光客が出国エリアの制限区域に侵入し、空港警備員に制止された。女性は調査に応じず、一時大声を上げて抵抗し、床に寝転ぶなどしたため、最終的にマレーシアの警察官4人に抱えられて連行された。
中国人女性、クアラルンプール空港で騒ぎを起こし逮捕
ネット上に拡散した動画には、クアラルンプール国際空港の出発ロビーの制限区域で、白い服を着た中国人女性が、複数の空港警備員や警察官に制止される様子が映っている。警察が女性を現場から連れ出そうとすると、女性は叫び声を上げて抵抗した。しゃがみ込み、床に寝転んでその場から動こうとしなかった。
最終的に、制服姿のマレーシア警察官4人が女性の手足を抱えるようにして、現場から運び出した。周囲には多くの国内外の旅行客が集まり、スマホで撮影する人の姿もあった。
マレーシア紙「マレー・メール」によると、クアラルンプール国際空港警察の責任者はこの件について、事件は16日午後1時35分ごろに発生したと説明した。中国籍の女性が、航空券を持たないまま保安検査エリアの自動ゲートに侵入し、警備員から事情を聴かれた際に攻撃的な態度を示したという。
初期調査によると、この女性は4月30日に友人とともに休暇でマレーシアに入国したが、帰国便の航空券を購入する十分な所持金がなかった。そのため、クアラルンプール国際空港の出国エリアに強引に入ろうとし、今回の騒動に発展したとみられている。
報道によれば、女性は17日にセパン裁判所に出廷し、さらなる捜査のため勾留された。有罪となった場合、最高1千リンギットの罰金、または最長2年の禁錮刑、あるいはその両方が科される可能性がある。
この事件をめぐって、ネット上では議論が広がっている。女性に帰国便の航空券を購入する所持金がなかったとされる点について、疑問の声も上がっている。
あるネットユーザーは、「マレーシアのビザ免除措置では、入国時に帰国便の航空券を持っている必要があるはずだ」と指摘した。
また、「電車に乗るつもりだったのか。無賃乗車でもする気だったのか」「航空券がなければ搭乗できず、座席もない。中に入って何の意味があるのか」といった声も出ている。
別のユーザーは、「航空券なしでどうやって飛行機に乗るつもりだったのか。制限区域に入ったから逮捕されたのであって、単に航空券がなかったからではないのではないか」との見方を示した。
中国人男性、バンコク空港で騒動 入国禁止処分に
一方、数日前にはタイ・バンコクの空港でも、中国人男性による騒動が起きていた。
タイ紙「ザ・ネーション」によると、5月13日午後2時35分ごろ、バンコクのスワンナプーム国際空港で、中国人男性が自動出入国審査機を損壊し、タイの入国管理官を侮辱した疑いがあるという。
タイ入国管理警察のサランウィット・ケーオコトー警部補によると、当時、同警部補が自動通関エリアで勤務していた際、鄭姓の中国人男性が、番号DAE01とDAE06の自動出入国審査機を損壊した疑いがある。
この男性は、入国管理官の許可なく検査場を通過し、入国管理官に指をさしながら、中国語の暴言を浴びせたという。
さらに男性は、公務中の入国管理官に暴行しようとしたが、同行していた妻に止められたという。その後、男性はその場で逮捕された。
タイ当局は男性を器物損壊罪で起訴し、損壊された機器の損害として45万バーツの賠償を求めている。また、男性はブラックリストに登録され、タイへの入国が生涯禁止されたという。
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