なぜザワークラウト中心の食事法がトランプ内閣内で広がっているのか

2026/06/20
更新: 2026/06/20

トランプ大統領の閣僚の間で、新たな食事法が広がっている。大量のドイツ式ザワークラウト(sauerkraut)を取り入れる食事法である。  

アメリカの有力紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は6月18日、保健福祉長官ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏、商務長官ハワード・ラトニック氏、運輸長官ショーン・ダフィー氏、副大統領のJD・ヴァンス氏が、この食事法を実践していると報じた。減量や肌の改善に効果があると受け止められている。  

ケネディ保健福祉長官は今週、ミシガン州でのイベントで「30日間で20ポンド減量した」と述べた。また、「ヴァンス副大統領も実践しており、見た目の変化は明らかだ」と語った。  

2026年1月16日、ホワイトハウス東館での会議に出席したケネディ保健福祉長官。(Madalina Kilroy/英語版大紀元)  

この食事法は、ショーン・オマラ医師が提唱したものである。ザワークラウトや韓国のキムチなどの発酵食品を、牧草飼育の牛肉と組み合わせて摂取することを勧めている。また、禁酒や糖分の摂取制限も含まれる。  

オマラ医師は、この方法が内臓脂肪の減少や腸内環境の改善につながるとしている。  

発酵食品としてのザワークラウトの特徴

ザワークラウトは、キャベツを塩で発酵させたドイツの伝統食品である。乳酸菌発酵によって作られ、酸味と歯ごたえが特徴である。プロバイオティクスや食物繊維を多く含み、腸内環境の改善に役立つとされる。シャキッとした食感を持つ。  

この食事法は、ケネディ長官がいち早く取り入れた。ラトニック商務長官、ダフィー運輸長官が続き、ヴァンス副大統領は今年初め、キリスト教の四旬節に合わせて開始し、その後も継続している。  

ケネディ長官は、体脂肪の減少に加え、体の痛みが軽減されたと述べている。また、心房細動の症状も改善したとの認識を示している。  

2026年5月19日、ホワイトハウスでの行事に出席したラトニック商務長官。(Madalina Kilroy/英語版大紀元)  

ラトニック商務長官がこの食事法に言及したのは、ケネディ長官とともにコロラド州を訪問した際である。がんへの懸念から赤身肉を避けてきたが、ダイエットコーラをやめ、現在は無糖のアイスコーヒーを飲んでいる。  

ヴァンス副大統領は、昼食に卵やザワークラウト、漬物、ベリー類を取り、夕食には牛肉やラム肉にザワークラウトを添える食生活を続けている。専用機内ではビーフジャーキーや、バンズを使わないチーズバーガーなどを口にしている。  

2026年6月18日、ホワイトハウスで発言するヴァンス副大統領。(Ken Cedeno/AFP via Getty Images)  

関係者によると、この食事法を実践する政権関係者は、ホワイトハウスでの会合などで情報交換を行っているという。SNS上では、最近公開された写真でヴァンス副大統領が大きく減量したとの指摘も出ている。  

元下院議長のケビン・マッカーシー氏は、ダフィー運輸長官と会った際、顔色が良くなっていたことに気づいたと述べている。その後、オマラ医師を紹介されたという。  

2026年3月9日、記者会見で発言するダフィー運輸長官。(Madalina Kilroy/英語版大紀元) 

現在、マッカーシー氏もこの食事法を支持している。マッカーシー氏は初対面を振り返り、「彼(オマラ医師)は私に、これまでで最も深刻なケースの一つだと言ったが、同時に『あなたには大きな可能性がある』とも語ってくれた」と述べた。彼によれば、ウエストはすでに4インチ縮小したという。また、同僚議員にもこの食事法を強く勧めている。  

トランプ氏の食習慣との対比

一方、トランプ大統領は従来の食習慣を続けている。今月初め、NBAファイナルを観戦しながらピザやフライドポテトを食べ、ダイエットコーラを飲んでいた。よく焼いたステーキにケチャップをかける食べ方を好み、選挙用の専用機にはファストフードが常備されている。  

2018年9月、国連本部での昼食会でトランプ大統領にダイエットコーラを提供する様子。(NICHOLAS KAMM/AFP via Getty Images)  

ケネディ長官は2024年11月のインタビューで、メラニア夫人とともに、トランプ氏に食生活の改善を促したと語っているが、効果はなかったとしている。