中共が台湾統一をあおるのは内部矛盾をそらすためだ

2026/07/07
更新: 2026/07/07

米国在住の中国時事評論員、陳破空氏は5日、台湾・台北で招かれて特別講演を行った。

陳氏は、中国共産党(中共)が最近、頻繁に「反台湾独立」をあおっていることについて「偽の議題」を利用して内部矛盾をそらしているとの見方を示した。

時事評論員の陳破空氏は次のように語った。

「中共が台湾に対して意図を持っているとすれば、それには三重の意図がある。中共は台湾を消滅させようとしている。まず消滅させたいのは台湾の民主主義である。中国人に、華人にも民主主義の灯台があると思わせたくない。これが第一の意図である。

第二の意図は中華民国である。中共は中華民国を転覆して中華人民共和国を樹立した乱臣賊子である。

第三の意図が台湾独立である。それはついでにすぎない。中共がついでに台湾独立を消滅させるというのは口実にすぎず、偽命題である。

この偽命題には二つの作用がある。中国国内で民族主義カード、偽の愛国主義カードを切り、中国人の国際問題や民生については一切語らなくなる。すべての矛盾が転移されるのである」

陳氏は、ウクライナやイスラエルの地理的位置、宗教、歴史の複雑な要因と比べ、台湾には台湾海峡という天然の防壁の優位性と、十分な国家主体性があると指摘した。一方で、台湾内部の分裂と「人の和」の欠如こそが、台湾最大の危機である恐れがあるとの見方を示した。

また陳氏は述べた。

「中共党内ではこう言うことができる。今や台湾を攻撃する必要はない。最小の代価で台湾を取ることができる。共産党に寄りかかって統一を謀る者がいるからである。共産党に頼って統一を謀るのは、鄭麗文、国民党である。したがってコストは非常に低い。この路線に沿って進みさえすれば、統一戦線工作でよい。台湾はおとなしく中共の版図になるのである」

陳氏は台湾に対する政治的観察を示したうえで、台湾に対し、党派を超えた主流多数の反共民意を統合し、中共の統一戦線工作の陰謀を瓦解させるべきだと提言した。

陳破空