中国で、配車サービスの運転手たちが悲鳴を上げている。
景気低迷で仕事を失った人や収入が減った人が次々と配車運転手に転身する一方、肝心の客は減り、仕事の奪い合いが激しくなっている。
11月4日、中国のSNS「微博(ウェイボー)」では、「配車サービスの客がますます減っている」という話題が広がり、運転手たちから苦境を訴える声が相次いだ。
「繁華街で1〜2時間待っても客が来ない」「10時間待機して売上はわずか約2,600円」。特に10月の大型連休以降、客が急減したという声が相次いでいる。
運賃も驚くほど安い。20キロ走って約340円、26キロ走って約570円。それでも注文が出れば、すぐに誰かが引き受ける。安いと分かっていても、仕事を選ぶ余裕がないからだ。
中国政府の統計によると、配車運転手の資格証の累計発行数は4年足らずで約2.6倍に増えた。一方、客の増加は追いつかず、運転手の1時間当たりの平均収入は前年より約13%減り、約570円となった。しかも、ここからガソリン代や車の維持費などがかかる。
背景には、厳しい雇用環境がある。失業者や本業だけでは生活できない人々が、収入を求めて配車サービスに参入。しかし、景気が悪くなれば人々は出費を控え、配車サービスの利用も伸び悩む。
中国ではすでに、フードデリバリーでも働き手があふれている。バイクで料理を運ぶ仕事も、車で人を運ぶ仕事も、競争が激しく、簡単には稼げなくなっている。
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