JD・ヴァンス米副大統領は1月8日、ミネソタ州で発生した移民税関捜査局(ICE)捜査官による射殺事件について、「コーポレートメディア(企業メディア)」の報道は無責任であると述べた。
ホワイトハウスでの記者会見中、ヴァンス氏は「自動車で突っ込まれそうになり、自衛のために行動した人物を殺人犯であるかのようにほのめかし、あるいは国民に伝えるのは、諸君(メディア)にとって極めて無責任なことだと思う」と語った。
この会見は、ミネアポリスでのICEの作戦中に、レネ・ニコル・グッド(37歳)氏が捜査官に向けて車を走らせた事件の翌日に行われた。捜査官はグッド氏を銃撃し、その後、彼女の車は別の車両に衝突した。
ヴァンス氏は携帯電話を読み上げながら、「ミネアポリスでICE捜査官が米国市民を殺害し、憤慨広がる」というCNNの見出しを引用した。その上で、この銃撃事件に関する報道全般についてニュースメディアを批判した。
「なるほど、そういう言い方もあるだろう。そして、多くの企業メディアはこの24時間、この『攻撃』をそのように表現してきた」と彼は述べた。「私は非常に意図的に『攻撃』という言葉を使っている。なぜなら、これは連邦法執行機関に対する攻撃だったからだ」
「これは法と秩序に対する攻撃であり、アメリカ国民に対する攻撃である」
「メディアが概してこの物語を報じてきたやり方は、絶対的な恥辱であり、日々我々の法執行官を危険にさらしている」
続いてヴァンス氏は再びCNNの見出しに言及し、その捜査官が6カ月前にも運転手によって殺されかけ、脚を33針縫う怪我を負っていた事実が欠落していると指摘した。また、グッド氏が法執行機関の作戦を妨害したことや、彼女が「我々の捜査官の職務遂行を不可能にするために、攻撃、ドクシング(個人情報の晒し上げ)、暴行を目的とした広範な左翼ネットワークの一員」であったことが見出しに記されていないと嘆いた。
CNNの広報担当者はエポックタイムズに対し、同ネットワークは自社の報道を支持すると述べた。
トランプ政権は、捜査官は正当防衛で行動したとしている。
トランプ米大統領はTruth Socialに次のように投稿した。「叫んでいた女性は明らかにプロの煽動者であり、車を運転していた女性は極めて無秩序で、妨害と抵抗を繰り返した末、激しく、意図的に、かつ悪意を持ってICE捜査官を轢いた。捜査官は正当防衛で彼女を撃ったようだ」
キャロライン・レビット・ホワイトハウス報道官は1月8日の記者会見で、「トランプ大統領とその政権全体は、ICEの英雄的な男女を全面的に支持しており、アメリカ合衆国における法と秩序を常に守り抜く」と述べた。
一方、ミネソタ州の民主党員は銃撃事件を受けてICEを批判している。
ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長はICEに対し市から立ち去るよう命じ、ミネソタ州のティム・ウォルズ知事は、州が関与しなければ事件の公正な調査は行われない可能性があると示唆した。
ウォルズ氏はXへの投稿で次のように述べた。「私は映像を確認している。(連邦政府側の)プロパガンダ工作を鵜呑みにしてはならない。州が責任を持って、完全かつ公正、そして迅速な調査を行い、責任の所在を明らかにして正義を実現することを約束する」。
また、記者会見では「トランプ政権の危険で扇情的な作戦は公共の安全に対する脅威であり、誰かが傷つくことになると数週間前から警告してきた」と語った。
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