アメリカ社会 数名が手錠をかけられ、警察に連行されている

米ミネアポリスの抗議活動 不法集会が宣言され逮捕者発生

2026/01/11
更新: 2026/01/11

米ミネアポリスの法執行当局は、金曜日の午後10時30分(中部標準時)頃に不法集会が宣言された後、その場を離れなかった数名の反ICE(米移民・関税執行局)抗議者を逮捕した。3番通りとパーク・アベニューでのデモには複数の機関が立ち会い、抗議者たちに対して、立ち去らなければ逮捕に直面すると宣言した。午後11時過ぎに数名が拘束されたが、容疑者たちが逮捕に抵抗する様子は見られなかった。

分散した群衆が数時間にわたり移動を続けたため、夜から早朝にかけて不法集会の宣言が繰り返される事態となった。この金曜夜の警察の対応は、同日の日中に見られた光景とは対照的であった。日中のビショップ・ヘンリー・ウィップル連邦ビルでは、連邦法執行官が数百人の抗議者に対して非致死性の弾丸や化学剤を使用する激しい衝突が起きていた。事態が緊迫し始めたのは午後1時頃だ。コンクリートの障壁や大きなワイヤーフェンスを積んだトラックが連邦政府の敷地に到着したことがその引き金となった。

連邦捜査官がコンクリートのバリケードを設置した数分後、ICEに反対する女性とICEを支持する男性の間で口論が勃発した。赤いハートの風船を持ちガスマスクを着用した女性は、星条旗を持つ男性が現場のICE捜査官への支持を表明するのを阻止しようとした。この口論をきっかけに、現場の捜査官が群衆に向けて一連の非致死性の弾丸を発射した。

2026年1月9日、ミネアポリスのダウンタウンで、法執行機関がICE反対デモ参加者を取り囲み、解散か逮捕を要求した(Jacki Thrapp/The Epoch Times)

乱闘中にエポックタイムズのフォトグラファーであるジョン・フレドリックス氏を含む一部の抗議者やメディア関係者が被弾し、群衆は素早く後退した。

フレドリックス氏は脛に非致死性弾を受け、別の独立系ジャーナリストも足を負傷した。空気中に充満したガスで咳き込みながら、現場にいた他の人々は一時的に散り散りになった。

2026年1月9日、ミネアポリスのビショップ・ヘンリー・ウィップル連邦ビル前で抗議者と連邦職員が対峙した(John Fredricks/The Epoch Times)
連邦警官が2026年1月9日、ミネアポリスのビショップ・ヘンリー・ウィップル連邦ビル前で女性をペッパーボール弾で撃つ(John Fredricks/The Epoch Times)

この騒動で何人の抗議者やメディア関係者が負傷したかは明らかではない。夜が更けるにつれ、群衆の数も減少した。午後8時までには、人数は10数名の抗議者にまで減少した。現場にいたある抗議者は、連邦職員がその場から車などで撤収するのを妨害しようと、付近の道路に雪を積み上げて通行を遮るバリケード状の列を築こうとした。

2026年1月9日、ICE反対派の抗議者が、ビショップ・ヘンリー・ウィップル連邦ビル付近の道路に雪を積み上げ、法執行機関の退去を困難にしようとした(Nathan Worchester/The Epoch Times)

現場にいた連邦職員には、ICEの捜査官、国境警備隊員、および連邦保護局の警官が含まれていた。抗議活動は、水曜日のICEの任務遂行中に、37歳のレネ・ニコール・グッド氏が車を移民官の方向へ走らせ、同官によって射殺された事件を受けて始まった。国土安全保障省(DHS)は、女性が捜査官を轢こうとしたため、職員が運転手に向けて発砲したと述べている。DHSはこの警察官の行動は正当防衛であったとしているが、抗議者やミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長は、正当防衛という主張は「ゴミのような作り話」であると述べている。

ミネアポリス市は水曜日に掲示された広報の中で、すべての職員に対し、政府職員が勤務中に着用する服装に注意するよう促した。「市内に複数の連邦機関が滞在しているため、警察から動物管理担当まで、ミネアポリス市職員が着用している制服を把握しておく必要がある。それらがどのような外見であるかを示す」とその広報は記している。「市の制服を着た者が、移民ステータスを尋ねたり、連邦政府の移民法執行活動に参加したりすることはない。我々の警察官は正体を隠すためにマスクを着用することはない。我々はコミュニティに敵対するのではなく、コミュニティのために、そして共に働いている」と続けた。その後、この通知には市の制服がどのようなものであるかを示す一連の写真が掲載された。

米国ナッシュビル在住のエミー賞受賞ジャーナリスト。以前はニューヨーク・ポストやフォックス・ニュース・チャンネルで働き、ニューヨーク市ではオフ・ブロードウェイ・ミュージカルのシリーズも執筆した。
エポック・タイムズ記者。国政を担当し、エネルギーと環境にも焦点を当てている。核融合エネルギーや ESG から、バイデンの機密文書や国際的な保守政治まで、あらゆることについて書いている。米国シカゴ拠点に活動。