台湾・香港 12度の収監でも止まらなかった抵抗

香港「反共闘士 」古思堯氏 死去 最後まで続けた抵抗

2026/04/11
更新: 2026/04/11

香港で長年にわたり抗議活動を続けてきた「反共闘士」古思堯(こ・しよう)氏が4月8日、がんのため死去した。80歳だった。

古氏は1946年、中国広東省中山市で生まれた。幼少期には父親が当局から「政府に批判的な人物」とみなされ、政治運動の中で処刑されるという経験を持つ。若い頃は共産主義に共感していたが、1989年の天安門事件をきっかけに立場を変え、香港で抗議活動に身を投じた。

その後、「反共闘士」として活動を続け、節目となる日には抗議行動を繰り返した。棺を担いでデモ行進するなど強い印象を残す行動で知られ、中国政府の出先機関である香港の連絡事務所の前での抗議など、当局に直接訴える活動を続けた。

2000年以降、抗議活動に関連して少なくとも12回拘束・収監された。直近では2024年、香港国家安全維持法に関連する抗議で有罪判決を受け、9か月の刑に服している。

2020年には直腸がんの末期と診断され、肝臓や前立腺、リンパ節への転移も確認していた。それでも抗議の意思は変わらず、2022年と2023年にも抗議を試みたが、出発前に警察に拘束される状況が続いていた。

規制が強まる香港の中で、それでも抗議をやめなかった香港「反共闘士」古思堯氏の姿は、一つの時代を象徴する存在だったといえる。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!