トランプ政権がUFO関連機密文書の公開を命じたことで、「地球外生命体」の存在をめぐる議論が再び注目を集めている。こうした中、アメリカ国務長官で大統領補佐官(国家安全保障担当)も兼務するマルコ・ルビオ氏が、「地球外生命体関連の極秘情報については、大統領でさえ把握していない場合がある」と発言し、話題を呼んでいる。
昨年11月には、ドキュメンタリー作品『エイジ・オブ・ディスクロージャー:真実の幕開け』を配信した。同作品は、アメリカ政府最高機密とされるUFO回収計画「レガシー・プログラム」に焦点を当てている。作中では、複数のアメリカ政府関係者が「地球への地球外生命体の来訪について直接知っている」と証言したものの、新たな物的証拠は提示しなかった。
番組では、この計画の存在について、歴代のアメリカ大統領ですら十分な説明を受けていなかった可能性を指摘した。これに対し、一部の連邦議員は「ディープステート的な官僚組織が、国家安全保障上重大な情報を隠蔽している」と述べている。
上院情報特別委員会副委員長も務めたルビオ氏も、同作品のインタビューに応じ、「大統領がホワイトハウス入りすれば、『ロズウェル事件の資料を見せろ』『地球外生命体の遺体や解剖映像を確認したい』と自由に命じられると考えるのは、アメリカ政府の仕組みに対する幼稚な理解だ」と語った。
さらに、「大統領であっても、『必要な範囲でのみ知る(Need to Know)』という原則の下で動くことが多い。歴史的に見ても、これは紛れもない事実だ」と指摘した。
その背景についてルビオ氏は、「大統領に詳細を知らせなければ、最終的に大統領は知らなかったという形で責任回避が可能になる」と説明した。
一方で同氏は、「率直に言えば、今やどの大統領が、誰に尋ねれば地球外生命体関連の機密情報へアクセスできるのかさえ分からなくなっている」と述べ、統制不能な状況に陥っていることを示唆した。
これらの発言は、「地球外生命体に関する情報を実際に掌握している組織が、もはやアメリカ行政府の統制外に存在しているのではないか」との見方を呼んでいる。
同ドキュメンタリーでは、ある物理学者が「地球外生命体は長年にわたり地球で活動しており、政府は複数種類の地球外生命体の遺体を発見している」とも主張した。
天体物理学者のエリック・デイビス博士は番組内で、故ブッシュ元大統領との私的な会話の内容を明かした。それによると、ブッシュ氏はニューメキシコ州オテロ郡のホロマン空軍基地で、アメリカ軍と地球外生命体が接触した事例について言及したという。
デイビス氏によれば、ブッシュ氏は「3機の宇宙船が基地に接近し、そのうち1機から降り立った地球外生命体が、アメリカ軍および中央情報局(CIA)関係者と直接接触した」と説明したとしている。
さらにデイビス氏は、「ブッシュ氏自身が詳細を尋ねた際、『あなたは知る必要がない』と告げられた」と証言した。
またルビオ氏は最近、アメリカ政府内部の一部勢力が地球外生命体由来の技術を入手し、リバースエンジニアリング(逆解析)を進めていると主張。その技術は民間軍事請負企業が管理し、最終的には企業側の目的のために利用し、「国家安全保障に深刻な脅威を及ぼしかねない」と警鐘を鳴らした。
こうした一連の発言は、トランプ政権がUFO機密文書の公開を推進する背景にある動機を、一定程度示唆するものと受け止められている。
今年4月には、共和党のティム・バーチェット下院議員も保守系メディア「ニュースマックス」のインタビューで、地球外生命体問題を扱うアメリカ官僚機構を批判した。
バーチェット氏は、「非公開会議で『トランプ大統領はこの件をどう考えているのか』と質問したところ、選挙で選ばれていない傲慢な官僚から『大統領は必要な場合にのみ説明を受ける』と言われた」と明かした。
さらに、「会議室では奇妙な髪型の若い官僚が場を支配しており、勲章を持つ高級軍人たちはほとんど何も発言できなかった。彼らの表情から、どれほど不満を抱えていたかが読み取れた」と振り返った。
トランプ政権がUFO機密の公開を進める前後に、この分野に関わっていた複数の著名研究者や軍関係者が、不可解な失踪や死亡を遂げたと指摘している。
バーチェット氏はインタビューの中で、「偶然ではない。人が理由もなく姿を消すことはない。失踪や不可解な死には、何らかの関連性が存在すると私は考えている」と語った。
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