大紀元時報

台湾自主製造「空母キラー」小型艦が就役 蔡政権、戦闘機や潜水艦の「メイドイン台湾」計画進める

2021年9月11日 18時36分
9月9日、宜蘭で行われた巡視船「塔江」の落成式で台湾海軍の兵士たち(Photo by SAM YEH/AFP via Getty Images)
9月9日、宜蘭で行われた巡視船「塔江」の落成式で台湾海軍の兵士たち(Photo by SAM YEH/AFP via Getty Images)

台湾宜蘭市の蘇澳海軍基地では9日、沱江(だこう)級コルベット艦「塔江(とうえ)」1隻と高速水雷艇2隻の就役式典が行われた。中国共産党の武力を使った威嚇に直面する蔡英文総統は、強い軍事力の構築を政権の優先目標に掲げ、戦闘機や潜水艦、巡視船などを自主製造を進める。

塔江は排水量は685トン、最大速度が30ノット、航続距離約1800海里だ。 同艦は国家中山科学研究院が研究開発した最新の対空ミサイル「海剣2」を含む、対空・対艦ミサイルを備える。敵方レーダーに検知されにくいステルス性能を備え、奇襲に対する防御力、そしてミサイル搭載といった実戦用の強力な機能を持つことから、「空母キラー」と呼ばれる。

蔡英文氏は納入式典で演説し、台湾の造船計画の成功を讃えた。「どんな困難に遭遇しても、それを克服できることを証明している」と語った。実際に塔江に乗艦して、笑顔でガッツポーツを取るなど自主製造の力をアピールした。

台湾海軍と造船部門は現在、台湾で初めてとなる潜水艦を建造している。中国の経済的報復を恐れて、世界の複数の造船会社が台湾への最新鋭潜水艦の販売を拒否していることが背景にある。

また、台湾空軍独自の戦闘機を製造する計画も進めている。 台湾の漢祥公司は今年3月に発表された高度訓練機「勇鷹」を、今年中に空軍に少量ずつ納入するという。

中国共産党の人民解放軍は、台湾周辺で大規模な軍事演習を続けているほか、航空機や艦船を派遣して台湾周辺の海や空に侵入し、軍事的圧力をかけ続けている。

9月5日、人民解放軍は19機の軍機を投入し、台湾の防空識別圏に侵入した。人民解放軍東部戦区の発表によると、8月17日、戦闘艦、対潜機を含む多兵科の軍隊を展開し、台湾の南西部と南東部周辺の海と空域で合同火炎攻撃などの実践的な演習を行った。6月15日には、28機もの軍機を飛行させ同識別圏に侵入。過去最多を記録した。

(翻訳編集・佐渡道世)

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