2021年9月28日、バージニア州アッシュバーンにあるラウドン郡公立学校の管理棟の外で行われた集会で、トランスジェンダー政策に抗議する親たち(Terri Wu/The Epoch Times)

米バージニア州の高校、男女共用トイレで性的暴行 教育委員会、否定から一転して謝罪 

今年5月、米バージニア州ラウドン郡の高校で、男子学生がスカートを履いて女子トイレに入り、女子学生をレイプするという事件が発生した。郡の教育委員会は当初から事件の発生を否定していたが、数ヵ月後に男子学生が別の性的暴行容疑で逮捕されたのを受け、15日に一転して公式に謝罪した。

保守系メディアのデイリー・ワイヤー(The Daily Wire)は 11日、事件に関する調査報告を掲載した。

それによると、配管工のスコット・スミスさん(48)は5月28日、高校生である娘(15)が学校で「襲われた」ことを知った。スカートを履いた男子学生が、女子トイレで娘に性的暴行を加えたのだ。

学校側は、男女共用トイレ性的暴行を受けたという報告はなかったと強く主張し、警察への通報を拒否した。怒った父親は警察に通報した。

スミスさんは、6月22日の郡教育委員会の会合で、ストーン・ブリッジ高校は娘が男子学生から性的暴行を受けたという事実を隠蔽しようとしていると非難した。スコット・ジーグラー教育長は、学校での性的暴行の発生を否定した。

スミスさんがのちにメディアに語ったところによると、彼は発言の途中で、6人の警察官によって会議室から引きずり出されたという。「これほど無力だったことはない。子供を守ろうとしただけなのに」と語った。

スミスさんは、乱暴行為の疑いで一時的に拘束され、10月14日に出廷を命じられた。

その後、男子学生は罰を受けることなく、別の学校に転校した。

予想外の展開

事件2か月後、男子学生は転校先の学校で別の女子学生を襲った。今回は強姦罪で逮捕され、現在は少年院に収容されている。男子学生は、警察の取り調べに対して犯行を認めたと報じられた。

スコット・ジーグラー教育長は15日、6月に同校で性的暴行があったことを公式に否定したことについて、当時問題を誤解していたと謝罪した。同日、教育委員会の委員1人が辞任した。

スミスさんは今、ようやく自分の身に起こったことを話せるようになった。事件後、教育委員会は彼を「偏屈な右翼」呼ばわりし、彼の個人情報を学区内のすべての保護者に送付した。主要メディアの報道では、スミスさんは精神的に狂った右翼の偏執狂として描かれていた。スミスさんが逮捕されたときのビデオや写真がネット上で拡散され、彼は数ヵ月にわたってサイバー暴力にさらされた。

スミスさんは、ラウドン郡の教育委員会が今もこの性犯罪者の男子学生を庇っていると指摘した。性犯罪者が学校のトランスジェンダー・ポリシーを利用し、女子トイレに入っていると述べている。

親たちの抗議は「国内テロ」に当たる?

ラウドン郡教育委員会が提案した政策案8040は、郡内の学校が学生に対して希望する性別の代名詞で呼ぶことや、要望に応じて性別制限のある場所へのアクセスを許可することを義務付けるものである。

この提案は保護者の反感を買い、6月に教育委員会の会議で撤回を求められた。会議に出席したある母親は、「この政策は、すべての学生の安全を考慮することなく、投票を急ぎ、リベラルのアジェンダ(議題)を推進することを目的としている」と批判した。8月、保護者の反対を押し切り、政策案8040が施行された。

左派系の全米教育委員会協会(NSBA)は、6月のラウドン郡教育委員会会議での騒ぎを「国内テロ」と呼び、全米の学校関係者に対する暴力に対応するため、バイデン政権に行動を起こすよう求めた。

メリック・ガーランド司法長官は10月初旬、教育委員会メンバーに対する脅迫を「国内テロ」の疑いがあるとして、司法省とFBIに調査を命じた。

(翻訳編集・王君宜)