EU議会(Photo by Christopher Furlong/Getty Images)

欧州議会、初の台湾との関係強化を求める報告書 賛成多数で可決

フランスのストラスブールで開かれた欧州議会は21日、EUと台湾間の投資協定(BIA)締結を促し、中国による軍事的な挑発に対して措置を講じるなどのことを求める報告書を、賛成580、反対26、棄権66で可決した。 EUと台湾の関係についての報告書が可決されるのは今回で初めて。

台湾外交部は同日の声明で、心から感謝と大きな歓迎を表明している。欧州議会が可決した報告書は、欧州議会が台湾との関係を重要視していることを示すだけでなく、台湾の地政学的な重要性がEUに高く評価されていることを表明している。

報告書では、EUの駐台湾機関を「EU駐台弁事処」に改称することや、貿易や通商を超えたEUと台湾のより広い関係を構築し、関係強化をするよう要請した。現在、EUとその加盟国は、中国との外交関係を維持するいっぽう、台湾とは非公式な関係を維持している。

これを受けて、中国外交部の王文彬報道官は21日の定例記者会見で、この報告書は「国際関係の基本的な規範、一つの中国の原則、台湾問題に関する欧州連合との公約に著しく違反しており、その性質と影響は悪いものだ」とし、「強烈な不満と断固とした反対を表明する」と強く反発している。