FBI長官、中国の脅威「歴史上前例のない規模」

2022/04/26
更新: 2022/04/26

米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は、中国共産党は米国経済のあらゆる分野を標的にしており、その脅威が「歴史上前例のない規模」に達していると警鐘を鳴らした。

レイ氏は24日、CBSのニュース番組「60ミニッツ」で「防諜の観点から、中国共産党が米国の最大の脅威」だと発言。かつてない規模で技術革新や企業秘密、知的財産を標的にしていると指摘した。

また中国共産党は世界最大のハッキングプログラムを開発し、米市民や企業から、「すべての国の合計した数より多くの」情報を組織的に盗んでいると語った。経済のあらゆる部門に影響を及ぼし「産業を動かすものなら何でもターゲットにしている」と警告した。

FBIは約12時間ごとに中国の諜報活動に対する新たな調査を始めている。現在進行中の調査は2000件以上で、米国を拠点とするFBIの56支局すべてがこの取り組みに従事しているという。

米司法省は先月、スパイ行為を行ったとして中国共産党の「秘密工作員」5人を起訴するなど警戒を強めている。既に終了しているものの、中国のスパイ活動を取り締まる「チャイナ・イニシアチブ」のもと、司法省は安全保障体制を強化してきた。

米国をはじめ国際関係担当。