中共、外交圧力でグアテマラのコンテナ押収か

2024/05/27
更新: 2024/05/27

グアテマラからのマカダミアナッツとコーヒーを積んだ7つ以上のコンテナが、中国の港で通関できず足止めされている。

グアテマラのベルナルド・アレバロ大統領は5月24日にその理由を問い合わせたが、中国側からは公式な回答がなかったと述べている。彼はこの問題が、グアテマラと台湾の外交関係に関連している可能性を示唆した。

アレバロ大統領は「この問題を解決するために努力している。グアテマラは台湾と外交関係を維持している。もし中国政府が意図的に行動しているとすれば……。皆さんも知っての通り、台湾は最近新しい政府を迎えた」と述べている。

さらに、アレバロ大統領は24日に、「マカダミアナッツとコーヒーを積んだコンテナが中国の入港を拒否されたことは、台湾の新政権の発足と関連があるかもしれない」と述べた。

グアテマラは台湾との外交関係を保持し、外務大臣は5月20日に頼清徳総統の就任式に参加し、副総統と会談を行い、経済貿易関係を強化した。

グアテマラの報道によると、中国共産党(中共)は、台湾問題でグアテマラに圧力をかけ、港での貨物押収を使って、外交圧力を加えている。

この情報は輸出業者協会のエストラーダ会長の発言に基づいており、2023年のグアテマラの輸出総額は170億ドルで、そのうち中国へは8200万ドル、全体の0.5%に満たない一方、台湾へは2億8200万ドルを輸出しており、その差は3倍以上だ。

アレバロ大統領は、コンテナの停滞原因を複数のルートで調査しているが、まだ公式な回答は得られていない。

アレバロ氏は次のように述べている。

「グアテマラの輸出入業者が中共に問い合わせたところ、明確な答えは得られなかった。私たちも中共政府からの正式な回答を待っている」

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