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国家ぐるみの臓器収奪に迫る衝撃の実録  『国家の臓器』 6月28日に埼玉県大宮で上映

2025/06/11
更新: 2025/06/12

 

中国共産党政権による組織的な生体臓器収奪と、闇の産業チェーンを暴く衝撃のドキュメンタリー『国家の臓器(State Organs)』

アカデミー賞ドキュメンタリー長編部門に正式エントリーされた作品が、6月28日に埼玉県さいたま市で上映される。

『国家の臓器(State Organs)』は、単なる統計や抽象的な問題ではなく、生きる人間の物語として臓器収奪の現実を描き出す。観る者に深い共感と衝撃を与えるとの評判の異例の作品だ。

上映会詳細

タイトル:『国家の臓器(State Organs)』

監督:レイモンド・チャン(Raymond Zhang)

日時:6月28日(土)19:15~21:00 18:30入場 

会場:埼玉県さいたま市さいたま市大宮区大門町2-118

   RaiBoC Hallレイボックホール(市民会館おおみや)小ホール

チケット:前売り1千円、当日1500円

チケット予約:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf4vl6P-c6b7ocDYtlO8KdVIBH-4KZSDASWoYz8tJ1F86fyAw/viewform

問い合わせ:日本新唐人 03-5389‐0520

概要

物語は、中国本土で突然失踪した2人の若者と、その行方を20年間にわたり探し続ける2つの家族を追うドキュメンタリー。

調査の過程で、彼らは想像を絶する真実――政府が主導する臓器収奪の実態と向き合うことになった。

2000年以降、中国では臓器移植の件数が爆発的に増加した。

特に、良心の囚人や特定の宗教・少数民族を標的とした強制的な臓器摘出が、人権侵害として国際社会から深刻な懸念を呼んでいる。

通常、腎臓移植の待機期間は5〜7年とされるが、中国では2〜4週間、場合によってはわずか2日以内に移植が可能とされ、複数のドナー候補から選択できるという異常な体制が存在する。

監督はジャーナリスト出身のレモンド・チャン(章勇進)氏。

2016年に中共による生体臓器収奪を実名で告発した医師・鄭治(てい ち)氏と出会い、7年の歳月をかけて2023年に完成させた。

章監督は、中国共産党による生態臓器収奪関するあらゆる関連報道や映像を精査し、チームとともに1千時間を超えるインタビュー映像を収録し、その中から、わずか100時間分のみを厳選して編集された映像は、圧倒的な説得力をもって、現代中国の「沈黙させられた歴史」を浮かび上がらせた。

この映画は、軍・警察・司法が一体となった国家ぐるみの犯罪を描く。過去25年間の中国における最も重大な人権問題を真実に記録し、その結論を観客に委ねたい
                     ―― レモンド・チャン監督

本作はすでに複数の国際映画祭で高く評価され、多数の賞を受賞した。

アコレード・グローバル・フィルム・コンペティション
人道主義優秀賞

米・マンハッタン映画祭
最優秀人権ドキュメンタリー賞

ニューヨーク・リアルクリエイティブ映画祭
最優秀ドキュメンタリー賞

カナダ映画ゴールデンライオン賞 
最優秀監督賞、最優秀音楽賞、アートフィルムスピリット賞

第97回アカデミー賞

長編ドキュメンタリー賞およびオリジナル音楽賞に正式エントリーした。

上映妨害と国際的関心

本作が2024年10月、台湾の映画館で上映された直後、配給担当者は死の脅迫を受けた。脅迫状には拳銃や実弾の写真が添えられて、脅迫は次第に激化し、映画館にとどまらず、報道機関や政府関連施設にも及んだ。「映画に関する報道を削除しなければ社屋を爆破する」といった文言も確認された。

その後、台湾警察の調査により、脅迫メールはVPN経由で中国・西安市、華為(ファーウェイ)周辺から発信された可能性が高いことが判明した。報道によれば、2024年10月から2025年3月にかけて、台湾の映画館、メディア、国会議員宛てに送られた脅迫・恐喝メールは100件を超えるという。

 

あなたの目で「国家の臓器」の真実を見届けて

いま、真実を知ることが正義の第一歩だ。

『国家の臓器』(主催者提供)
清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。